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<都会の静寂>2018年 練馬区

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歳をとると、今まれ気にならなかったことが気になってくる。私の場合は特に光と音だ。

ビルの反射光や前方からの強い光線、気にならなかった音が雑音・騒音になる。

軍用機やヘリコプターのエンジンの音、パトカーや救急車のサイレン、車や建設現場の音と、

なにかの音が途切れることはない。それが都会の活気・活力なのだろう。最早、都会で静寂など望むべくもない。

近所を散歩していたら、小さな赤い風船が道で揺れていた。

どこから飛んで来たのか、風船の周りにだけ静寂が流れているような気がした。


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by photofujii | 2018-12-09 16:07 | 2000年代 | Comments(0)

<都会の雪>1926年 岩手県

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久し振りの大雪だった。雪は現代都市の弱点を正直に映し出す。

準備はしていたつもりでも、日常生活は混乱し長期に及ぶ。

しかし悪い事ばかりでもない。雪で白く覆われた都会風景は、思わぬ美しさで我々の目を楽しませてくれる。

目障りな看板やビルも消えた静かな街の佇まいは、日頃の疲れた気持ちを忘れさせてくれる。


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by photofujii | 2018-01-26 10:52 | 1990年代 | Comments(0)

地下・池袋

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160709〈地下・池袋〉
あまりの暑さに、地下街へもぐり込んだ。都会の夏は地下で涼むに限る。
それで真夏の富士山の風穴を思い出した。天然冷房の快適なこと、今でも忘れられない。
それと比べものにはならないが、大都市の地下街もけっこう涼しく凌ぎやすい。
それに地下商店街には、地上の街並みにはない特有の空間の制約があり、
店のデザインやスペースにも楽しい工夫や発見がある。
今年の夏は、地下街に潜入して乗り切るとするか。
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by photofujii | 2016-07-09 15:57 | 2016年 | Comments(0)

共演

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160624{共演}
この情景をファインダーで覗いた時、ショーウィンドーのマネキン人形と半纏の男性が共演して、
なにかを作っているように感じた。
どちらか一方がいなければ、勿論そうは思わないし感じることもなかった。
偶然の組み合わせが思わぬ空想や想像を呼ぶ。
普段の町歩きのなかでも、ちょっと注意深く周りを見れば、予期せぬ風の流れを感じることがある。
そこに周囲の人や空気が共鳴・共振して、また違った反応が現れる。
それが町歩きの面白さだ。
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by photofujii | 2016-06-24 16:27 | 2016年 | Comments(0)

マネキン

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繁華街を歩いていると、ショーウィンドーのなかに色々なマネキン人形が立っている。
というより最近では座っているのやら走っているのやら、顔がないのから表情がなくノッペラボウまでいる。
これは作る方に意図があるのだろうが、素敵なファッションで身を飾っても自分自身の主張は叫ばない。
表情もないし顔もない。
なにやら現代社会の不安を見ているようでもある。深読みかもしれないが。
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by photofujii | 2016-06-04 15:10 | 2016年 | Comments(0)

孤立

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賑わう街角で、ふとそこだけ孤立した空気の流れを感じることがある。
その存在の周りだけ、異質な空気が流れている。
都会生活への飢餓感か、それとも冷えた感情の希薄感か、群衆のなかの孤独というところか。
一瞬、迷宮に踏み込んだような気持ちになる。
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by photofujii | 2016-05-15 15:32 | 2016年 | Comments(0)

都会の野生とペット

モノレールに乗って湾岸の町と森の公園を歩いてきた。この公園は犬の運動場もありペットのメッカのようだ。
ともかく犬を連れた人が多いのに驚いた。
飼い主も犬の種類も様々なのだが、飼い主より犬の方に苦労の色や塞ぎ込んだ顔が多い。
病をわずらったような姿も見える。都会生活の人間の姿と同じだ。
別の日、やはり湾岸の町を歩いた。
水路や運河の多い地域に今、高層ビルがどんどん増え発展している所だ。
ある橋の上まで来ると何羽もの鳥が集まって騒がしい。よく見ると海鵜のようだ。
周りはビルやマンション、橋の上は車のラッシュだが、そんなものは気にも掛けず悠然と羽を広げて涼んでいる。
どこからか飛んで来て、また出かけて行く。どいつもこいつも自由気儘に野生暮らしをしている。
ま、野生にも苦労があるのだろうし、ペットの犬にも人には言えない宮仕えの気苦労があるのだ。
人間とペットはますます一体化し、顔や性格まで夫婦のように似てくる。
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by photofujii | 2015-10-01 15:29 | 2015年 | Comments(0)

托鉢する

修行僧というのか托鉢僧というのか、その道の知識のない私にはどう呼んでよいのか
わからない。
鉄鉢を持ってお布施を受けながら修行、諸国行脚するというのが私の印象だ。
福井県の古刹・永平寺には何度か行っているが、多くの若い修行僧が
托鉢のため寺を後にする姿を今でも思い出す。
下町で育った私は、こうした坊さんの姿を小さい時から目にしていたが、
近頃では、銀座や大手町の繁華街でも普通に目にする。
初めの頃はおやっと思ったが、今ではその姿が銀座の町並みに溶け込んで違和感もない。
やはり修行のご利益かもしれない。
もうとんと姿を見かけないが、深編み笠に袈裟懸け尺八を吹きながら歩く
虚無僧と呼ばれた人たちがいた。
時代劇の映画では怪しい役どころが多く、私たち子供は興味津々で
一緒に後をついて歩いた。虚無僧もやはり修行僧だったのだ。
プロの坊さんは別としても、俳人の山頭火が行乞僧として一日の糧を得たり、
最近では四国遍路がブームだ。
世の中、心の安寧や悟りを求める人が多くなっている。
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by photofujii | 2015-02-12 14:08 | 2015年 | Comments(0)

高架下はラビリンス

この炎天下、懲りずに都心を歩いている。
頭がくらくらしてくれば、冷え切ったビルの中に逃げ込めばよいのだが、
文化生活に弱い私としては、あまり居心地のよい場所ではない。
こんな時に潜り込むのが、鉄道の高架下である。
アメ横から御徒町・神田・新橋へと山手線、最近では中央線・京浜東北線から
私鉄沿線まで、高架下は面白くて懐かしい所がいっぱいある。
先日も、有楽町のインターナショナルアーケイドに吸い込まれてしまった。
この辺は、子供の頃からうろついていた。久し振りに新橋側の出口まで歩いた。
思いもよらぬ店や会社の事務所があったりで楽しめた。
でも工事が目につき、いまの姿が何時まであるのかと心がチクリとした。
ひやっと涼しく、人通りもあまりなくシーンと静か。高架下は正に迷宮・迷路だ。
今の都会、表面上は益々明るく清潔になり、怪しげで楽しい場所がどんどん消えてゆく。
我々じいさん達が酔っ払ってベンチで寝ていたり、立小便でもしていると、
音もなくパトカーが横に止まっていたりする。
暗い夜道を歩いていても、民家の垣根越しにパッとライトが照らされる。
別段悪いこともしていないのに、なぜかドキッとする。
外に出ると気持ちが休まらない。歩きながら心がラビリンスになる。
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by photofujii | 2014-08-16 15:58 | Comments(2)