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<浅草六区>2019年浅草

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先月の連休に浅草にゆくと、未だ正月気分で演芸場のおじさんが印半纏を着て客を案内していた。

昔のハッピ姿とは雰囲気がちょっと違うが、それでも懐かしい気分になった。

私の子供の頃は映画全盛時代で、映画館の前で「呼込み」とよばれた仕事をしていた人が、上映中の映画の宣伝を面白おかしく通行人に声をかけ、映画館に誘い込んでいた。

私はそれを聞くのが楽しみで、一人ひとり考えて工夫した文句が話芸のようで、まるで芸人だった。

新聞やテレビで見る此の頃の映画の宣伝文句は愛と涙と感動、どれも同じセリフばかりでおよそ工夫もなにもない。


by photofujii | 2019-02-06 11:44 | 2019年代 | Comments(0)

<束の間の風景>2019年浅草




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久し振りにふるさと浅草を歩いてきた。いつもの見馴れた道筋に入って行くと、時々ハッとするような景色に出会う。

今までの町並みが突然なくなっていて、そこに見たこともなかった風景がある。

この浅草寺の五重塔もそうだ。手前の宝蔵門と多少重なってはいるが、

塔がこれほどくっきり鮮やかに、シルエットで地上から遠望できる場所はない。

これも再開発や区画整理で出来た情景だ。開発計画が進めば、この束の間の風景は消える。

変化の激しい東京では、こんなことが毎日のように繰り返されているのだろう。


by photofujii | 2019-01-25 11:57 | 2019年代 | Comments(0)

<季節感>1995年浅草

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この暑いのに25年使っていた冷蔵庫がついに壊れてしまった。

大急ぎで新しいのに買い換えたが、「よく使いましたねー」と電器屋さんは驚いていた。

新製品の進化にビックリ、自分が浦島太郎のように思えた。

昔は荒物屋・金物屋と呼んでいた商店が季節の変わり目にガラリと商品を入れ替え、

夏には食べ物を冷やしたり腐らせたりさせないように工夫した生活用品を、店頭に並べた。

時代が変わり古いものはどんどん姿を消し、季節感もなくなった。

我々の若い頃、新しい物に電気という言葉をつけて電気冷蔵庫・電気掃除機などと呼んだ。

今でも電気という言葉の響きには、進歩・斬新・新しもの好きを感じる。

近頃はやりの電気自動車というのもあるし。


by photofujii | 2018-07-02 21:26 | 1990年代 | Comments(0)

<梅雨の情緒>1991年浅草

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180621「梅雨の情緒」1991年 浅草

うっとうしい梅雨だが、陰気なことばかりではない。

下町の夜、雨で濡れた路地を歩いて思わぬ幸運に出会うこともある。

料亭の玄関先で客を送る女将や芸者さん。和風の雨傘を差して淡い灯かりに佇む姿。

なんとも云えない風情、この季節だけの心に深く沁み入る情緒だ。


by photofujii | 2018-06-21 20:49 | 1990年代 | Comments(0)

<梅雨の晴れ間>1985年浅草

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梅雨の晴れ間に青空を見ながら歩くと、なにやらホッとする。

下町の路地裏では傘の干し方にも風情があったし、

古い団地の窓から一斉に色とりどりの雨傘が出ているのも、楽しい風景だった。

此の頃は洒落た傘も多いが、ビニールの透明傘は色気がない。

そういえば日本には昔から、蛇の目傘という色気たっぷりの傘があった。


by photofujii | 2018-06-16 17:16 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<おまわりさん>1995年、浅草

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驚くほど役人や警官の不祥事が続く。どちらも信用で成り立つ職業だ。

最近も派出所で巡査が若い同僚にピストルで撃たれ、瀬戸内海の島では脱走犯の大捜索のあげく、

一週間も前にまんまと島から逃げられていたという大失態。

70年以上も前の戦後の混乱期、新生警察の信用は厚かった。

我々子供たちは、警官のことを親愛の情を込めて「おまわりさん・駐在さん」と呼んだ。

おまわりさんの姿は、子供たちにとって絶対の安心感だったのだが。


by photofujii | 2018-05-03 20:09 | 1990年代 | Comments(0)

<ひとり旅>2001年 浅草

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新しい年もどんどん過ぎてゆく。

ふるさと隅田川、吾妻橋からの眺めも日に日に変わってゆく。

変わらないのは、川風にまかせて浮かぶ都鳥ぐらいか。

鳥はうらやましい、気ままに飛揚して中天に舞う、風任せのひとり旅。

それでも自分の意志で風を選ぶ。

我々は自分の意志で生き方を選べるか

by photofujii | 2018-01-04 20:35 | 2000年代 | Comments(0)

「師走の町」1998年 浅草

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以前は12月に入る頃から、下町では大小様々な市が立った。生活用品の屋台店も多く便利だった。

今はスーパーもコンビニも正月から店を開けているから、露店の市は少なくなった。

それでも夜店で老人がテキパキと切り盛りする姿は、懐かしく忘れ難い思い出だ。


by photofujii | 2017-12-20 15:50 | 1990年代 | Comments(0)

「職人の心意気」1979年・浅草

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東芝・日産・神鋼と日本を代表する製造業が偽装や不正で揺れている。

会社や自分の生活を守る為なら手段は選ばずで、それが彼等の正義のようだ。

浅草に洋服直しやカケハギを生業とする職人がいた。老人は一日中ミシンの前で心を込めて仕事に没頭していた。

とても良い顔だった。


by photofujii | 2017-10-20 20:26 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

半世紀前の酉の市

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正確に云えば、これは55年前の浅草・酉の市でのスナップだ。
当時も季節の行事としては人出が多かったが、今のように観光的ではなく、客は普段着姿の近所の人や
近郷近在からという感じの人がほとんどだった。
だから店の人も客もなごやかな雰囲気のなかでお互い楽しんでいたし、商売繁盛・家内安全を素直に祈っていた。
近頃の季節の行事というかイベントは、ハロウィンやバレンタインと横文字ものが羽振りをきかせ、
伝統的な日本の季節の行事は息も絶え絶え。そして、この頃のイベントには大きな事故も多い。
これからは、命懸け決死の覚悟でイベントに出掛ける時代になるのかも。
by photofujii | 2016-11-11 21:15 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)