![]() 新しい年もどんどん過ぎてゆく。 ふるさと隅田川、吾妻橋からの眺めも日に日に変わってゆく。 変わらないのは、川風にまかせて浮かぶ都鳥ぐらいか。 鳥はうらやましい、気ままに飛揚して中天に舞う、風任せのひとり旅。 それでも自分の意志で風を選ぶ。 ■
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by photofujii
| 2018-01-04 20:35
| 2000年代
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![]() 以前は12月に入る頃から、下町では大小様々な市が立った。生活用品の屋台店も多く便利だった。 今はスーパーもコンビニも正月から店を開けているから、露店の市は少なくなった。 それでも夜店で老人がテキパキと切り盛りする姿は、懐かしく忘れ難い思い出だ。 ■
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by photofujii
| 2017-12-20 15:50
| 1990年代
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![]() 東芝・日産・神鋼と日本を代表する製造業が偽装や不正で揺れている。 会社や自分の生活を守る為なら手段は選ばずで、それが彼等の正義のようだ。 浅草に洋服直しやカケハギを生業とする職人がいた。老人は一日中ミシンの前で心を込めて仕事に没頭していた。 とても良い顔だった。 ■
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by photofujii
| 2017-10-20 20:26
| 1970年代~80年代
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![]() 正確に云えば、これは55年前の浅草・酉の市でのスナップだ。 当時も季節の行事としては人出が多かったが、今のように観光的ではなく、客は普段着姿の近所の人や 近郷近在からという感じの人がほとんどだった。 だから店の人も客もなごやかな雰囲気のなかでお互い楽しんでいたし、商売繁盛・家内安全を素直に祈っていた。 近頃の季節の行事というかイベントは、ハロウィンやバレンタインと横文字ものが羽振りをきかせ、 伝統的な日本の季節の行事は息も絶え絶え。そして、この頃のイベントには大きな事故も多い。 これからは、命懸け決死の覚悟でイベントに出掛ける時代になるのかも。 ■
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by photofujii
| 2016-11-11 21:15
| 1950年代~’60年代の写真
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![]() 年を取ると、今までなんでもなかったことが妙に気になってきたり、又その反対のこともある。 子供の頃から私の気持ちをホッとさせてくれる場所だった隅田川の吾妻橋上の風景が、このごろ私の気持ちを落ち着かせてくれない。 高く広かった空はもう望むべくもないし、周りはニョキニョキと高い建物やケバイ色が林立している。 陽を浴びて反射する強い色や光、絶え間ない騒音。静かだった吾妻橋は今や喧騒の巷。 考えてみると、日常生活に欠かせない便利な家電製品、工事や建築の現場、ジェットエンジンからパトカーのサイレンまで 騒音の元は多種多様。町を歩いても建物の壁面や看板まで、蛍光色のようなドギツイ色が多い。 気に障ることの多い現代である。 ■
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by photofujii
| 2016-10-29 16:29
| 2016年
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![]() 浅草花やしきのタワーが消えた。50年以上も前から私には見慣れた日常風景だった。 浅草寺の境内から見えるタワーの姿はいつもの風景で、別段気にもとめず通り過ぎていた。 ところがなくなってみるとその風景が妙に白々しく、初めての場所を歩いているような居心地の悪い気がした。 どこの土地でも、そこに住む人にとって一人ひとりのランドマークがあると思う。 なにも立派な建造物やタワーばかりでなく、山や河もある。 ふるさとの景色にランドマークが重なれば、そこにはきっと幸せな情景が思い浮かぶだろう。 ![]() ■
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by photofujii
| 2016-10-21 17:27
| 2016年
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![]() 浅草の町は、爆買い客が下火になった今でも外国人観光客には人気だ。 平日でも世界中の人が歩いている。 色々な国の言葉が聞こえ、時には日本語のない瞬間さえある。 しかし儲かるのはごく一部の商店で、中心部からちょっと外れたり路地にある店はなかなか恩恵がない。 そこで外国人客を呼び込もうと、店も色々と知恵を絞っている。 先日も路地を歩いていると、英語のメニューを大きくショーウィンドーに出している古い食堂があった。 気をつけて歩いて見ると、涙ぐましい努力をしている店が多い。 なるほど下町らしい工夫をしていて思わずニッコリとさせられ、 お店の繁盛を心から祈りますという気分にさせられる。 ■
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by photofujii
| 2016-10-08 16:35
| 2016年
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![]() 30年以上も前のことだが、小学校の同級生が突然すがたを消した。世間で云う「蒸発」というやつだ。 以来、友人の安否の手掛かりはない。そんなに仲良くしていたわけではなかったから彼の心の中まではわからない。 クラス会でも口数は少なく、目立たず静かで家庭も持たなかった。 彼の家は商家で、前を通るといつも店の奥の暗い帳場にポツンと座っていた。 顔が合うとお互い目と目であいさつするだけだった。 浅草観音の境内の交番に、毎年9月になると「身元不明相談所」が出来る。 その看板を見ると、今年も秋が来たなと思う。 戦前・戦後の貧しかった混乱期、家出人も多かった。 でも、物質的に豊かになった今の時代、家出や行方不明はかえって多くなったように思える。 物質的なものだけでは人の心は満たされないから。 それにしても、我が友は今頃どこでどうしているのだろう。 ■
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by photofujii
| 2016-09-23 14:36
| 2016年
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![]() 週末の天気が心配だったので、早めに花見に行ってきた。 テレビでは満開と云っていたが、隅田公園はまだ六分咲きというところ、墨堤は静かだった。 お蔭で満開のドンチャン騒ぎのなかでは気がつかないようなものが、色々と目にはいった。 ともかく仮設トイレの多さには驚いた。しかも至る所にあるし、男女兼用が多い。 満開の桜の下で大いに飲み大いに食べる、女性たちの元気で楽しげな姿が目に浮かぶ。 新社会人たちの人生も花吹雪のなかでのスタート。 地元もてぐすね引いて待ってます。くれぐれも暴飲暴食にご用心のほど。 落花狼藉を桜の花は見ています。 ![]() ■
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by photofujii
| 2016-04-02 15:35
| 2016年
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久し振りに浅草に出た。平日の寒い日だったが、人出の多さに驚いた。
飛び交う声も外国語、日本語はあまり聞こえてこない。陽気な笑い声にこちらの気持ちも軽くなった。 神社の境内に入ると溢れるばかりの大量の絵馬。 時節柄、受験や就職の願い事かと思ったら、意外や中国語や韓国・英語と外国人が書いた絵馬が多かった。 勿論、観光で来日した人たちがどんな願い事をしたのか、読めない私にはわからないのだが、 家族の平穏や幸せを祈る心は、どこの国の人でも同じなのだと実感できた。 日本人の生活を見たり買い物をしたり、絵馬で願い事をしたりと、大いに日本の旅を楽しんでもらえれば、 これも立派な国際交流だ。 国家と国家の関係よりも、市民レベルでの友好の方が、はるかに強い信頼を築けるはずだ。 1 ![]() 2 ![]() ■
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by photofujii
| 2016-03-11 16:49
| 2016年
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