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子供が見る夢は

少し前まで夏の遊びの定番は、昼間の昆虫採集と夜の花火だった。
もちろん我々下町のガキ共には、野球もあり学校のプールもあったが
虫採りも大した道具はいらないし金も掛からない。
朝、家を出るとあっちの公園こっちの公園と渡り歩き、
腹ペコになるとあまり記憶にないが、きっとアンパンでもかじっていたのだろう。
両手に虫カゴと網、アイスキャンデーをなめながら歩いていたことは覚えている。
自分達だけで自由に行動できることが、なんといっても楽しかった。
夕方、家に帰って腹ごしらえ、今度は昼間みんなで約束した花火.
別に大人がいなくても怪我もせず、よく遊んだ。
そして、布団に入れば楽しい夢がいっぱいだった。
ゲーム機やスマホで遊ぶ今の子供達は、真夏の短い夜にどんな夢を見るのだろう。
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by photofujii | 2015-07-31 22:03 | 2015年 | Comments(0)

冬の時代の子供たち

今年も受験シーズンが来た。
幼稚園から大学まで、子供も親も運命の神の微笑みを心待ちにしている。
その姿を見ながらいつも思うのだが、受験できるというその環境までたどりつけない子供、
自分だけで必死に生活と戦いながら受験する若者もいる。
見ているだけではわからないなあと思う。
ベースアップだ株高だと世の中沸いているが、
一方で、日本の子供の6人に1人が経済的困窮のなかで暮らしている。
飽食の時代に1日の食費が300円という子もいる。
せっかく進学しても、経済的な理由でやめてゆく若者。
精神的にも肉体的にもきつい毎日なのだ。生存さえ確認できなくなった子もいる。
子供たちにとっては、冬の時代を生きているようなものだ。
私も母子家庭だったが、我々の子供時代はこんなにぎすぎすとした世の中ではなかった。
だから、なんとか生きてこられたのだが、今だったら私もどうなっていたかわからない。
ともあれ、受験生には心からエールを送りたい。
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by photofujii | 2015-01-23 21:02 | 2015年 | Comments(0)

子供がファンタジーを持てる時代か

暑さにだらけきっていたら、長崎の女子高生の事件が出し抜けに入ってきた。
凍り付く思いだ。
人間が社会的生きものである限界を超えて、異次元の領域に入ってしまったように感じた。
関係機関や有識者の徹底した原因究明をという毎度の声が、空しく白々しく聞こえる。
一方で、所在不明の子供が全国で1500人以上というニュースもあった。
調査の徹底でこれも更に増えるだろう。
私は20代の頃、若者はなにがあっても純粋な気持ちを持てる、
それが青春だなどと大甘なことを考えたことがあった
甘きも甘し秋の夕暮れである。恥ずかしい限りだ。
こんな状況で、子供や若者に夢を持てなどと誰が云えるのか。
日常生活のごく近いところからやるべきことが、大人社会には多くある筈だ。
子供たちには、夢やファンタジーをもって生きてもらいたい。
そう思いながらも、云っている自分の気持ちがどんどん白けてゆく。
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by photofujii | 2014-07-31 21:41 | Comments(4)

子供が友情を持てる時代か

夏休み、ほとんどの親子にとっては楽しい季節だ。
9月の教室には、真っ黒に日焼けして一段と成長した顔が並ぶ。
数々の思い出、行動力、そして友情。たくましくなった子供たちを見るのは楽しみだ。
今年の5月のことだが、修学旅行先の長崎で、
中学生が被爆者の語り部の方に・死に損ない・という言葉を浴びせたという。
このニュースに私は酷くショックをうけた。
当の中学生の日常も、厳しい精神環境にあったのかも知れない。
これも30年前のことだが、
ある舞台役者と仕事が終わってから3時間ほど雑談した。
内容は大方忘れてしまったが、最後に友情の話しになりその役者はこう云った。
「人生で真の友達は一人いれば充分、二人もいたらもう幸運だ」、今も忘れられない。
この人は在日の方だったので、過酷な経験が多くあったのだと思う。
翻って、私は古い友人に対してどうだったのだろう。
「親友」という言葉に多少の苦味がある。
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by photofujii | 2014-07-26 10:34 | Comments(0)

子供が生きぬける時代か

日本の18歳未満の子供の貧困率が16・3パーセントという国の調査結果が出ていた。
つまり子供の6人か7人にひとりが、経済的困窮のなかで育っているということだ。
しかも年々悪化している。
家族と家庭での日常生活の姿も容易に想像できる。
ベビーシッター事件があったように、今の子供をとりまく環境は厳しすぎる。
受験戦争などというが、そこまでもゆきつけない子供が多くいる。
無戸籍・不就学・育児放棄・親子の遺伝子鑑定から誘拐まで、気が重くなる。
私も母子家庭で育ったので、毎日を生きてゆく子供たちの
不安で揺れ動く気持ちは、多少わかるつもりだ。
多くの若者が、子供たちの支援活動に頑張っていることに希望をつなぐが、
アベノミクスで悦に入っている金目が総ての大人の世界で、
どれだけ関心を持つ人がいるか。
いずれにしても、今の子供たちが成人するまで生きぬくには、
鋭く厳しい山が、これから幾つも待ち構えているはずだ。
もちろん、世界の子供たちにも。
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by photofujii | 2014-07-18 17:00 | Comments(2)

子供の日

年に一度の「子供の日」がやってくる。祝日である。
子供の何を祝うのか。
子供の人権や幸せを考えて制定したのだろうが、今では数ある祝日のひとつ、
単なる休日でしかないようだ。
「敬老の日」と同じで、その趣旨などとっくに忘れられている。
去年の調査によると、日本の子供の7人に1人が貧困状態だという。
日に日に状況は悪化している。
親の経済問題ばかりでなく、家族構成や生活環境も子供達に重くのしかかってくる。
親の責任と片付けてしまうには余りにも残酷だ。
私も母子家庭で育ったので多少の想像はつくのだが、子供心の不安さ情けなさったらない。
先日も、若い男のベビーシッターに預けられた子供の事件があった。
一人ひとりに出来ることは限られているが、せめて、心無い発言だけは控えたいと思う。
写真は「団塊の世代」の子供時代、53年前に撮ったものです。
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by photofujii | 2014-05-01 14:21 | Comments(0)