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「元気な町」2012年葛飾区

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夕暮れがどんどん早くなるこの季節、下町を歩くのが毎年の楽しみだ。

日が落ちても未だ昼間の生活の余韻が残り、明るい商店街には塾通いの子や剣道着の子供の姿もある。

裏通りのボクシングジムからも明るい光が洩れて、若者たちが懸命にスパーリングをしている。

町を包み込むような熱気、こういう町が好きだ。


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by photofujii | 2017-12-05 18:04 | 2000年代 | Comments(0)

デパチカ・デパオク

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都内のデパートは、地下鉄の改札口を出ると直ぐに地下の食品売り場に入れる店が多い。
先日も何気なく地下売り場に入って驚いた。週末ではあったが凄い込み方で、さすがデパチカ。
それで思い出したのだが、我々の小学生時代もデパチカは人気だった。
放課後いつもの仲間が全員集合、歩いて直ぐのデパートに向かい地下の食品売り場でさんざんお菓子の味見、おやつに飽きると屋上の遊園地で夕方まで目いっぱい楽しんだ。
その頃のデパチカ・デパオクは下町のジャリの天国だったし、
広い表通りも路地裏も思いのままの遊び場だった。
まだ貧しかった時代の楽しい思い出だ。
先日も長く続いた下町のこども遊園地が閉園した。
子供のオアシスがどんどん消えてゆく。
その分、今の子供たちの思い出もどんどん少なくなってゆく。
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by photofujii | 2016-10-01 16:54 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)

都電が走る商店街

都電荒川線の沿線を久し振りに歩いた。
この沿線の多くは下町を走り、車窓からは懐かしい景色も見える。
この頃は線路のすぐ近くまで、建設現場が迫る所もある。
沿線の町の雰囲気は、これからどんどん変わってゆくだろう。
それでもタイムスリップしたような情景が次ぎから次へと、まるで走馬灯のように移ってゆく。
小さな商店街や、それに続く低い屋根の静かな街並みと日常の生活。若い人にも心和む風景だろう。
未来の変化は変化として、絶妙のバランス感覚があればそれで良し。
つまり私たち日本人の美意識が試されるところでもある。
レトロの代表のような都電が、ビルだらけの町の谷間を走る姿、今は想像したくない。
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by photofujii | 2016-01-29 15:09 | 2016年 | Comments(0)

出前の景色

先日、下町で出前持ちの姿を何度か見かけた。出前の中身はラーメンやそばだ。
ラーメンやそば・寿司なら出前という言葉がぴったりに思える。
ところがこの頃はピザや酒の出前もある。これはデリバリーと云うらしい。
同じ宅配サービスでも、届ける物が違うと使う言葉も違う。ややっこしいことだ。
私が子供の頃、下町の忙しい商店や職人の家では、店屋物の出前で昼・夜の食事を済ますのが当たり前だった。
だから町のどこを歩いても、出前の箱や岡持ちを持って自転車で走っている姿があった。
今、我が家の周りでは、バイクでやたらスピードを上げてうるさく走り回るデリバリーの姿がある。
今更あの頃のことを云っても始まらないが、
片手で自転車のハンドルを握り、片手で何段にも積み重ねた丼を載せた台を支え、そば屋の店員が颯爽と走っていた。
その姿を町の人はうっとりと見入っていた。
出前持ちの心意気というか、正に曲芸・真剣勝負の芸術品だった。
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by photofujii | 2015-10-09 20:49 | 2015年 | Comments(0)

懐かしい祭りの風景

久し振りに神田明神の祭りに行ってきた。
遷座400年とかで派手な広告・宣伝をしていたわりには余り観光的な感じもなく、楽しかった。
そこで改めて思ったのだが、昔から変わらない町名の神輿や半被が多く、
とても懐かしかった。
神田は祭りの地域も広く、そのぶん町の数も多い。
私の目には、子供の頃からの古い町名が次々と飛び込んできて、なんとも嬉しかった。
もちろん深川の冨岡八幡も浅草三社も、下町の祭りは皆そうだ。
これが新しく変わった現在の住所表示では、味も素っ気も無い役所ご用達の祭りのようで、気分が全然盛り上がらない。
昔からの古い町名は、ご近所同士の日頃からの付き合いにも気持ちの上で
大いに役立っているようだ。
この日の私は、懐かしい町名から若かった日の遠い出来事を思い出すこと
しきりでありました。
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by photofujii | 2015-05-16 18:35 | 2015年 | Comments(0)

正月を飾る技

新年を彩る技、特に下町では商店街や神社で鳶の職人たちの技が欠かせない。
私が育った町には鳶の頭が住んでいて、年中行事や祭りと総てを仕切っていた。
毎年、永い経験を積んだ老鳶が年末の決まった日の決まった時間に、
演芸場の入り口を新年の鏡餅と祝いの飾り、
神社の境内には景気よく薦被りの酒樽を、手際よく見事に積み上げてゆく。
惚れ惚れとする技の連続だ。
近年は世代交代で、若い鳶が先輩から懸命に技を引き継いでゆく姿が数年続いていた。
そして今、独り立ちした若い姿がそこにある。
古くてなくなるのも当然というものもある。
しかし、こういう姿と技は残っていてほしい。
それを見ただけで、心が和み穏やかな気持ちになれる。
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by photofujii | 2014-12-26 16:25 | Comments(0)

ボクシング少年の町

私がスポーツで一番好きなのはボクシングだ。
それ以外のスポーツには、あまり興味がわかない。
柔道・レスリング・剣道と一対一でやる競技は他にもあるし、
ラグビーのように肉弾戦もあるが、
やはり、倒すか倒されるか、血をみるかという究極の対決はボクシングしかない。
私は子供の頃、叔父貴につれられてよくボクシングの試合を観にいった。
まだ戦後の雰囲気が残っていた頃で、
場末の暗い小さな会場には、なんとなくざわついた空気もあった。
私もプロは無理でも、アマチュア選手ぐらいにはなりたいと思ったこともある。
よく歩く下町には、格闘技のジムがいくつもある。
冬の寒い日でも、ボクシングジムの前にはじっと見つめて動かない少年がいる。
2本の腕と体で、自分の夢と人生をつかもうとする姿がそこにある。
過ぎ去った遠い日の自分の姿がそこに重なって、胸が熱くなる。
ボクシングはルールに厳しい、スポーツのなかのスポーツだと私は思っている。  
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by photofujii | 2014-12-04 15:51 | Comments(0)

浅草・羽子板市

17.18,19日は恒例の羽子板市、今年も大詰めである。
浅草寺の境内では同時に正月用品の歳の市も始まり、一気に年末の気分になる。
我が家も近かったので、子供の頃から小屋掛けの店をひやかして歩いていた。
だから思い出も色々ある。
近頃は境内の店の配置も変ってきたり、店の人の顔触れも変ったりで、雰囲気も大分違ってきた。
それでも、下町に残る貴重な冬の風物詩ではある。
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by photofujii | 2013-12-16 21:19 | Comments(3)

下町の元気老人たち・おじい篇

ひと昔まえ、我々の若い頃のことだが、背筋をぴんと伸ばし前をむいて、
毎日を真っ当に暮らしている年寄りが下町には多かった。
職人だったり商店だったり、みな地味な暮らし振りではあるが、そういう人たちが
町の主役だった。
一日の仕事が終わり、銭湯でひと風呂あびて夕食、それから町内の飲み屋に繰り出す。
いつもの仲間と今日一日の話。
そこへ運悪く我々が店に入る。しまったと思った時にはもう遅い。
おい、ちょっとそこに座れとくる。
延々といつもの説教だが、経験に裏打ちされた話は面白く、我々も聞く耳を持った。
今となっては、楽しい思い出だ。
1 浅草
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2 三ノ輪
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3 上野
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4 鳥越
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5 浅草
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by photofujii | 2013-09-21 19:21 | Comments(2)

下町の元気老人たち、おばあ篇

なんといっても、下町は働き者の女性軍でもっていた。
毎日の生活万端から家業まで、亭主の尻を叩いて先頭に立つ。
年をとっても体が動くうちはみんな働いた。
孫の成長を楽しみながら、不平も云わずに精一杯生きていた。
今の深刻な社会、働かなくては生きてゆけない年寄りは多い。
一方で、派手に着飾って自分が主役という顔で歩いている老人もいる。
どうしようと勝手ではあるが、多少の自戒もあってよい。
老人福祉法で、9月15日は「老人の日」、それとは別に祝日「敬老の日」が
ある。ご丁寧なことではある。
改めて「敬」という字の意味を考えてみた。
赤面してしまう自分がそこにいた。
1 浅草
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2 浅草
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3 北千住
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4 三ノ輪
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5 浅草
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by photofujii | 2013-09-14 20:41 | Comments(2)