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都電が走る商店街

都電荒川線の沿線を久し振りに歩いた。
この沿線の多くは下町を走り、車窓からは懐かしい景色も見える。
この頃は線路のすぐ近くまで、建設現場が迫る所もある。
沿線の町の雰囲気は、これからどんどん変わってゆくだろう。
それでもタイムスリップしたような情景が次ぎから次へと、まるで走馬灯のように移ってゆく。
小さな商店街や、それに続く低い屋根の静かな街並みと日常の生活。若い人にも心和む風景だろう。
未来の変化は変化として、絶妙のバランス感覚があればそれで良し。
つまり私たち日本人の美意識が試されるところでもある。
レトロの代表のような都電が、ビルだらけの町の谷間を走る姿、今は想像したくない。
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by photofujii | 2016-01-29 15:09 | 2016年 | Comments(0)

公衆電話の温もり

先日、久し振りに北千住の町を歩いた。小さな商店街や路地を抜け、荒川の土手に登った。
帰り道、何処からともなく男の大きな声が聞こえてくる。声はすれども姿は見えずというやつで、
気になって周りを見渡すとなんのことはない、狭い通りの向こうに公衆電話のボックスがある。
声の主はそこからで、老人が実に楽しそうに古い友人と長話をしている様子で、
自宅の外から誰に遠慮もなくという感じだった。
私の若い頃、個人の家に電話がないのは当たり前で、公衆電話の全盛時代だった。
友人やガールフレンドに連絡するのも公衆電話。
今のように便利なメールはなかったが、その代わり相手の息ずかいや感情まで手に取るように、
受話器に響いてきた。
どちらが良い悪いというつもりは毛頭ないが、新しいものが良いことばかりではない。
消えてゆくなかにも素晴らしいものもある。物の良し悪しは使い手によって違うのだ。
今、町中で電話ボックスを捜すのもひと苦労だ。
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by photofujii | 2016-01-23 17:58 | 2016年 | Comments(0)

日本最古の地下街・浅草に在り

先日、浅草をブラブラ歩いていると、松屋デパートの前にある狭い地下街の入り口を大勢の人が出入りしている。
何十年も前から、私もこの階段をよく昇り降りしてきた。
地下鉄の終点・浅草駅の改札口を出ると目の前にある名物の焼きそば屋でよく飲んだ。
しかし、東武線や地下鉄の乗り入れ路線が変わり、暫らく前からこの地下街は閑散としていた。
それがこのところスカイツリー効果で俄かに増えた観光客が、この地下街にも入ってくるようになったらしい。
外国からの観光客も、この古い地下の商店街がとても珍しいようだ。
私がよく飲みにきていた頃と違い、今は新しい店や若い店主も多い。
久し振りに歩いてみたのだが、僅か100メートル程の地下街に飲食店ばかりか理髪店・占いまであって、
その変わり様に驚いた。
私はこういう場所が好きで、銀座・三原橋の下にあった小さな小さな地下街にもよく行った。
ここには映画館があり赤提灯もあって好きな所だったが、2年ばかり前になくなってしまった。
こういう怪しげな雰囲気の所があるから、都会は面白いし楽しいのだが。
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by photofujii | 2016-01-16 21:28 | 2016年 | Comments(0)

築地市場

去年の年末に築地市場にいってきた。
私の勘違いで、市場が去年いっぱいで終わりだと思い込んでいた。そこで最後の姿を見ておこうと思ったのだ。
市場の人に聞くと、場内市場が秋に移転しても場外市場は変わらずここで営業を続けるという。
それでも市場の周辺は大きく変わってゆくだろう。
80年の歴史を持つ築地から豊洲へ移転する先には、オリンピックが待っている。
隅田川の両岸にあるこの地域の変貌は、これからすさまじいものだろう。
若い頃、月島や佃からの帰り道、勝鬨橋の上から見る市場は大きかった。
背景に高層ビル群もなく、東京タワーだけが見えた。
市場に入る道を曲がると静かに波除稲荷があり、その脇にはドブ川が流れていた。勿論その流れはもうない。
これから数年の間で消えていってしまう懐かしい東京風景も多いに違いない。
築地での最後の初競りも終わってしまったことだし。
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by photofujii | 2016-01-08 22:58 | 2016年 | Comments(0)

きもので遊ぶ

このあいだ浅草に行ったら、年末年始でもないのに若い女性のきもの姿が多いのに驚いた。
何人もが群れになって歩いている。
急に和服が流行り出したのかと思ったが、聞いてみるとそうではない。
その場でレンタルのきものに着替え着付けをしてもらい、浅草観光に繰り出すらしい。
思い出にもなるし、結構人気もあるようだ。さすが浅草、次から次ぎへと新手を考え出すものだ。
我々も若い頃、正月だけはきもの姿で六区に出掛け、自分だけは粋なつもりでいたものだ。
お転婆な少女も、晴れ着姿がいかにも嬉しそう。
きものが日常の場から遠ざかって久しい。
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by photofujii | 2016-01-02 11:45 | Comments(0)