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三の酉

今年の酉の市は三の酉まであった。
私の若い頃、11月末の三の酉の頃には充分に寒く、冬の訪れを思わせたものだ。今の暖かさでは気分が出ない。
その上、浅草や新宿といった有名酉の市の混雑と屋台の食べ物の臭いの凄さ。
で、ここ暫らく酉の市には行っていない。三の酉と気がついて、久し振りに出かける気になった。
もちろん大きな市ではない。近くの小さな神社で続いている小さな小さな酉の市だ。
私の記憶違いか、もう少し賑わいがあるかと思っていたのだが、なんと熊手を売る店は一軒だけ。屋台の夜店もなし。
熊手を売る人も商売気がなく、お客も近所の商店の人や住人。熊手も小振り、和やかな雰囲気で気分がやわらいだ。
大きな祭礼や季節の行事の姿が変質してゆくなか、こんな小さな酉の市もよいものだと思いながら家路についた。
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by photofujii | 2015-11-30 17:35 | 2015年 | Comments(0)

橋・人生の交差点

ふと、自分のふるさとが頭に浮かんだ時、家族や友人そして町の姿と共に、いつも見ていた山と川が必ず目の前にある。
私にとっては浅草の町や上野の山、そして忘れられないのが隅田川と吾妻橋だ。
隅田川に架かる橋には清洲橋や永代橋のように優美な橋も多い。しかし、私にとっての橋は吾妻橋しかない。
この橋の上に佇むと、いつも色々な事を思い出す。
ここで出会った人や起こった事、欄干に肘をついてゆっくりと川面を眺めていると、
時間が逆回転してゆくような気になる。
誰もが持っているであろう、ふるさとの川と橋の思い出。
大きな橋も小さな橋も、そこを渡ってくる人や起こった事をじっと見ている。
だから、その小さな一本の橋を渡ることで人生がはじまったり、人生を決めた人がいるのだ。
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by photofujii | 2015-11-20 16:08 | 2015年 | Comments(0)

不夜城の東京

スポーツ観戦の帰り道、久し振りに夜の湾岸・運河沿いの道を歩いた。
近くに街並みもない広い公園のなかを、意外に多くの人が犬と散歩したりジョギングをしているのに驚いた。
そして見上げた空まで明るいのにも驚いた。それは公園内の街灯のせいばかりではない。
周辺の競技場や施設の照明そして都心部の明りが空に反射して、夕暮れ時のように明るくなっている。
いつも町なかで夜になると見かける、自販機が5台10台と並んで周辺がパーッと明るくなっている状態が、
東京全体を覆っている感じだ。
地方からの帰り、羽田空港への着陸直前に東京の夜景を眺めて明るいと思ったものだが、
地上からの眺めは又、別の明るい景色だった。
つくづく東京は不夜城だと思う。
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by photofujii | 2015-11-14 17:12 | 2015年 | Comments(1)

我が町のハロウィン

近所の駅前商店街で、一日遅れのハロウィンがあった。
前日の本番の日には池袋に行ったのだが、我が駅前商店街の子供たち中心のハロウィンの方が、
ゆっくりと爽やかで気分がとてもやわらいた。
渋谷・六本木・池袋と盛大で賑やかなのだが、どこか商業主義的なものが臭ってくる。
日本のどこに行っても、有名な祭りは地元の商売としっかり結び付いているし、変形してしまったものが多い。
昔の姿を知らない人にとっては今の形で祭りを楽しめればそれで良いし、観光としての祭りはそれで充分だ。
一方で小さな町の手作りの祭りの良さもある。
近所の大人たちが子供たちのために精一杯の工夫をし、いつもの生活の場で祭りを楽しむ。
この記憶が少しでも残っていれば、子供が自分たちの町をいとおしむ気持ち、
友達を大事にする心も変わってくるに違いない。
大きなハロウィンと小さなハロウィンを見て、そんなことを思った。
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by photofujii | 2015-11-06 15:06 | 2015年 | Comments(0)