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子供がファンタジーを持てる時代か

暑さにだらけきっていたら、長崎の女子高生の事件が出し抜けに入ってきた。
凍り付く思いだ。
人間が社会的生きものである限界を超えて、異次元の領域に入ってしまったように感じた。
関係機関や有識者の徹底した原因究明をという毎度の声が、空しく白々しく聞こえる。
一方で、所在不明の子供が全国で1500人以上というニュースもあった。
調査の徹底でこれも更に増えるだろう。
私は20代の頃、若者はなにがあっても純粋な気持ちを持てる、
それが青春だなどと大甘なことを考えたことがあった
甘きも甘し秋の夕暮れである。恥ずかしい限りだ。
こんな状況で、子供や若者に夢を持てなどと誰が云えるのか。
日常生活のごく近いところからやるべきことが、大人社会には多くある筈だ。
子供たちには、夢やファンタジーをもって生きてもらいたい。
そう思いながらも、云っている自分の気持ちがどんどん白けてゆく。
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by photofujii | 2014-07-31 21:41 | Comments(4)

子供が友情を持てる時代か

夏休み、ほとんどの親子にとっては楽しい季節だ。
9月の教室には、真っ黒に日焼けして一段と成長した顔が並ぶ。
数々の思い出、行動力、そして友情。たくましくなった子供たちを見るのは楽しみだ。
今年の5月のことだが、修学旅行先の長崎で、
中学生が被爆者の語り部の方に・死に損ない・という言葉を浴びせたという。
このニュースに私は酷くショックをうけた。
当の中学生の日常も、厳しい精神環境にあったのかも知れない。
これも30年前のことだが、
ある舞台役者と仕事が終わってから3時間ほど雑談した。
内容は大方忘れてしまったが、最後に友情の話しになりその役者はこう云った。
「人生で真の友達は一人いれば充分、二人もいたらもう幸運だ」、今も忘れられない。
この人は在日の方だったので、過酷な経験が多くあったのだと思う。
翻って、私は古い友人に対してどうだったのだろう。
「親友」という言葉に多少の苦味がある。
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by photofujii | 2014-07-26 10:34 | Comments(0)

子供が生きぬける時代か

日本の18歳未満の子供の貧困率が16・3パーセントという国の調査結果が出ていた。
つまり子供の6人か7人にひとりが、経済的困窮のなかで育っているということだ。
しかも年々悪化している。
家族と家庭での日常生活の姿も容易に想像できる。
ベビーシッター事件があったように、今の子供をとりまく環境は厳しすぎる。
受験戦争などというが、そこまでもゆきつけない子供が多くいる。
無戸籍・不就学・育児放棄・親子の遺伝子鑑定から誘拐まで、気が重くなる。
私も母子家庭で育ったので、毎日を生きてゆく子供たちの
不安で揺れ動く気持ちは、多少わかるつもりだ。
多くの若者が、子供たちの支援活動に頑張っていることに希望をつなぐが、
アベノミクスで悦に入っている金目が総ての大人の世界で、
どれだけ関心を持つ人がいるか。
いずれにしても、今の子供たちが成人するまで生きぬくには、
鋭く厳しい山が、これから幾つも待ち構えているはずだ。
もちろん、世界の子供たちにも。
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by photofujii | 2014-07-18 17:00 | Comments(2)

群衆の孤独とコンビニ弁当

なにかの状況で人が集まる。
あるいは週末の繁華街で多くの人出がある。
その場所で、周りの人には目も向けず関心もなく、一人でポツンと立っているような人が目につく。
先日の夜、ショッピングセンターのベンチに座っていると、
空いていた隣りの席に若い女性がドンと腰掛けると、いきなり
大きなコンビニ弁当をムシャムシャ食べ始めた。
一瞬呆気にとられたが、当の女性は周りの人の存在など一切気にする風もなく、
ガンガン口に運んでいた。
食べ終わると、買い物袋に空の弁当箱を入れて立ち上がり、サンダル履きの姿でサッと消えていった。
私の目には、女性が近所の住人のように思え、どうして自分の部屋で
夕食をとらないのだろうと、余計のことを考えてしまった。
私の推量は間違っていたかもしれない。
それにしても、今を生きてゆく心の陰、心の隙間をみてしまったように思えた。
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by photofujii | 2014-07-12 10:33 | Comments(0)

大道芸とストリート・パフォーマー

日本人は西洋風の呼び名や文化の薫りに弱い。昔からのことだが。
この頃、都心の公園や道路でストリート・パフォーマーやヘブン・アーティストが人気だ。
私は大道芸人が元気だなあと思って見ていたのだが、これが勘違いらしい。
パフォーマーやアーティストには色々な資格や条件が必要で、
大道芸人とは違い、芸術家であり文化人であるらしい。
私などは道路でやっていれば、みんな大道芸と思ってしまう認識不足。恥ずかしい限りだ。
子供の頃、下町の繁華街では大道芸人をよく見掛けた。
歌謡曲や民謡で一人踊りや寸劇をやったり、青空楽団というのもあった。
楽しく見ているのだが終わってしまうと、
なぜかその芸や芸人が寂しく悲しいものに思えた。
毎日の生活の裏側が、影のように感じられたからかもしれない。
チンドン屋も大道芸だ。
賑やかさのなかにあのジンタの音色は、やはり悲しく聞こえる。
今も昔も、大道芸は楽しくも又、悲しいものに変わりはない。
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by photofujii | 2014-07-04 20:46 | Comments(0)