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街角で日々の平穏を願う

朝起きると、お日様に向かって挨拶する。
いつの間にか私の習慣になっていた。
知らない町を歩いていても、小さな祠や石仏があると頭を垂れる。
こうすると心が穏やかになり、落ち着いた気持になる。
私には信仰心などないし、ガキの頃は、神社の鳥居に平気で小便をしてよく怒られていた。
そう思ってみると、日本中どこへ行っても町や村の道端に、お地蔵さまやお稲荷さんの祠や石仏がある。
都心の繁華街にも多い。
人は一瞬そこに立ち止って心の平静を求め、家族や知人の平穏を願う。
これは信仰心とは違うものだ。
明日のことも分らない今の社会。
目に見えないなにかや自然の力に身を預けて、一日の無事を託す心の表れのように
思える。毎日、気持を込めて掃き清められた街角の祠。
護っているご近所、庶民の心意気が手にとるように分る。
都会にある気持のよい風景だ。
1墨田区
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2 墨田区
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3 北区
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4 足立区
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5 足立区
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6 文京区
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by photofujii | 2013-07-27 18:28 | Comments(2)

銭湯の煙突は町のランドマーク

連日の猛暑、ゆっくりと汗を流したい日が続く。
思い出すのは子供の頃、毎日のようにお世話になっていた銭湯だ。
店を開けたばかりの昼間、広い湯船にどっぷり浸かるとこの世の楽園に居るような気分になる。
その後のビールはほとんど天国状態だ。
今は家に風呂があるのが普通だが、昔の下町の狭い家には風呂はないのが当たり前。
当然、我家にもなかった。
銭湯は我々子供の遊び場で、流し場は運動場、湯船はプール、時には車座になって聞く近所の大人の世間話。
まるで町内会のサロンだった。
近頃は銭湯ブームで評論家までいる。
隅田川や荒川の土手の上から眺める煙突の煙は幸せな気分にしてくれるが、その姿はどんどん減っている。
余談ながら、銭湯は江戸の昔から混浴だった。
それを明治になって風紀取締りと称して混浴禁止令をだした。
明治政府も余計なことをしたものだ。
風呂にまつわる言葉には美しい響きが多い。
女性の腰巻を湯文字と云ったし、湯帷子、湯煙、湯殿、湯疲れ、湯痩せと切りがないので打ち止め。
今回の写真は東京の下町で撮ったものだ。
残念ながら廃業した銭湯もあるし、まわりの風景も一変してしまった。

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by photofujii | 2013-07-21 16:25 | Comments(2)

浅草、ほうずき市

夏の風物詩、ほおづき市に行ってきた。浅草で生まれ育った私は、小学生の頃から
見ていた。
伝統行事といえども、時代と共に雰囲気は当然変わってゆく。
浅草寺境内での店の配置も変わり、売り子も若くなった。
私の若い頃、売り子には人生経験を積み重ね酸いも甘いも噛み分けたような老人が多くいて、客との遣り取りを見ているだけで面白かった。
客にもしゃきっとした藍染めのゆかた姿でミス町内会みたいな娘が多く、それはそれは楽しかった。
てなことを云うと、昔はよかったと言っているようだがそうではない。
初めての見物客にとっては今の市が当たり前の姿で、楽しめればそれが一番。
そうそうもう一言、店の照明が今までの白熱電球ではなく、近頃流行りの蛍光色のような電球に変わっていた。
白熱光の色は、ほおづきの赤や緑、風鈴をよけい鮮やかに見せてくれていたのだが。
ま、現状で楽しみましょう。どうも老兵は余計なことを考えてしまいます。
写真は8年前の7月10日に撮影したものです。
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by photofujii | 2013-07-12 21:31 | Comments(0)

路地裏の誘惑

辞書を引くと、家と家との間の狭い通路が路地とある。
おっしゃる通りではあるが、何かよそよそしい。
我々ガキの頃、表通りから横丁、路地へと自由自在、ここは治外法権の別天地だった。
特に路地、どんどん奥に入ると行き止まりになったり、そこから体を横にしてやっと通れる隙間を見つけると突き進む。
向こうの通りへ出て新ルートが開発されると、嬉しくて友達に自慢する。
皆んなでドヤドヤと路地の隙間に出かけるのだが、余りに狭いため体が挟まって身動きとれなくなり、恐怖にかられたのも一度や二度ではない。
近所の大人もよっぽど悪さが過ぎなければ、またやってるわいと笑って見過ごしてくれた。
路地は子供たちの成長にはなくてはならない所だったように思う。
今も、その頃の癖は治らない。細い路地の奥にステテコ姿のおじさんを見つけると嬉しくなって、どうしても入って行きたくなる。でも我慢しましょう。
もう我々のガキの時代とは違います。
住人の皆さんも日々敏感に暮らしています。
気がついたら路地の入り口にパトカーが音もなく停まって、じっとこちらを見ていることもありますから。
1 足立区
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2 足立区
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3 足立区
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4 荒川区
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5 台東区
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6 荒川区
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by photofujii | 2013-07-07 15:00 | Comments(0)