カテゴリ:2016年( 42 )

「ノーベル平和賞」2016年・国会議事堂前

d0304870_14190697.jpg

今年の平和賞は、核兵器禁止条約の成立に貢献した国際団体に決まった。

唯一の被爆国である日本は条約に参加しない。

世界の目は日本の姿をどう見るか。


[PR]
by photofujii | 2017-10-15 14:19 | 2016年 | Comments(0)

気になること

d0304870_16245456.jpg

年を取ると、今までなんでもなかったことが妙に気になってきたり、又その反対のこともある。
子供の頃から私の気持ちをホッとさせてくれる場所だった隅田川の吾妻橋上の風景が、このごろ私の気持ちを落ち着かせてくれない。
高く広かった空はもう望むべくもないし、周りはニョキニョキと高い建物やケバイ色が林立している。
陽を浴びて反射する強い色や光、絶え間ない騒音。静かだった吾妻橋は今や喧騒の巷。
考えてみると、日常生活に欠かせない便利な家電製品、工事や建築の現場、ジェットエンジンからパトカーのサイレンまで
騒音の元は多種多様。町を歩いても建物の壁面や看板まで、蛍光色のようなドギツイ色が多い。
気に障ることの多い現代である。
[PR]
by photofujii | 2016-10-29 16:29 | 2016年 | Comments(0)

ランドマーク

d0304870_1724552.jpg

浅草花やしきのタワーが消えた。50年以上も前から私には見慣れた日常風景だった。
浅草寺の境内から見えるタワーの姿はいつもの風景で、別段気にもとめず通り過ぎていた。
ところがなくなってみるとその風景が妙に白々しく、初めての場所を歩いているような居心地の悪い気がした。
どこの土地でも、そこに住む人にとって一人ひとりのランドマークがあると思う。
なにも立派な建造物やタワーばかりでなく、山や河もある。
ふるさとの景色にランドマークが重なれば、そこにはきっと幸せな情景が思い浮かぶだろう。
d0304870_1725030.jpg

[PR]
by photofujii | 2016-10-21 17:27 | 2016年 | Comments(0)

生き残る知恵

d0304870_16313245.jpg

浅草の町は、爆買い客が下火になった今でも外国人観光客には人気だ。
平日でも世界中の人が歩いている。
色々な国の言葉が聞こえ、時には日本語のない瞬間さえある。
しかし儲かるのはごく一部の商店で、中心部からちょっと外れたり路地にある店はなかなか恩恵がない。
そこで外国人客を呼び込もうと、店も色々と知恵を絞っている。
先日も路地を歩いていると、英語のメニューを大きくショーウィンドーに出している古い食堂があった。
気をつけて歩いて見ると、涙ぐましい努力をしている店が多い。
なるほど下町らしい工夫をしていて思わずニッコリとさせられ、
お店の繁盛を心から祈りますという気分にさせられる。
[PR]
by photofujii | 2016-10-08 16:35 | 2016年 | Comments(0)

身元不明

d0304870_1434731.jpg

30年以上も前のことだが、小学校の同級生が突然すがたを消した。世間で云う「蒸発」というやつだ。
以来、友人の安否の手掛かりはない。そんなに仲良くしていたわけではなかったから彼の心の中まではわからない。
クラス会でも口数は少なく、目立たず静かで家庭も持たなかった。
彼の家は商家で、前を通るといつも店の奥の暗い帳場にポツンと座っていた。
顔が合うとお互い目と目であいさつするだけだった。
浅草観音の境内の交番に、毎年9月になると「身元不明相談所」が出来る。
その看板を見ると、今年も秋が来たなと思う。
戦前・戦後の貧しかった混乱期、家出人も多かった。
でも、物質的に豊かになった今の時代、家出や行方不明はかえって多くなったように思える。
物質的なものだけでは人の心は満たされないから。
それにしても、我が友は今頃どこでどうしているのだろう。
[PR]
by photofujii | 2016-09-23 14:36 | 2016年 | Comments(0)

400年の技術

d0304870_16423677.jpg

久し振りに上野公園を歩いた。桜の頃にいつも見上げる五重ノ塔が繁った葉の向こうに見えた。
400年ばかり前に建てられた塔は、多少の修理はあったにせよ今でもビクともしない。
その偉容・存在感と共に、当時の宮大工をはじめとする人々の技術の高さが強く感じられる。
それで思い出したのだが、東北震災での原子力発電所の廃炉で出る放射性廃棄物は、電力会社が300年から400年間管理する。更にその後、国が10万年間掘削を制限する。
ニュースでこう云っていたのに驚いた。
来年どうなっているかもわからないような今の時代に、
400年後・10万年後に処置しなくてはならないような危険物を作り出す。
現代の先端技術とはこういうものなのか。
まるで悪夢のようなオトギバナシだ。
[PR]
by photofujii | 2016-09-16 16:47 | 2016年 | Comments(0)

異常

d0304870_1648670.jpg

50年に一度・100年に一度の大雨だ異常気象だと騒いでいるが、
最早これが通常の気象になったと考えた方がよいのかも知れない。我が家もあの大雨で大変だった。
高みに立って格好のいい事を言う気など毛頭ないが、
人間があまりにも自然や大地を痛め過ぎ、地球や宇宙から今になって反撃されているようにさえ思える。
海や河川の汚染・エネルギーや農薬の過剰使用・放射能と数えたら切りがない。
科学技術の進歩が人を幸せにするとばかりは限らない。むしろその逆の方がこの頃は多い。
そのしわ寄せはいつでも社会的弱者に必ず集中してくる。
大いなる矛盾だ。
[PR]
by photofujii | 2016-09-09 16:50 | 2016年 | Comments(0)

天空の回廊

d0304870_10551814.jpg

久し振りに、溝の口の町を歩いた。
あまりの変わり様に前に来たことさえ忘れていた。
歩いているうちに変わっていなかった町筋や街角をかろうじて思い出し
やっと前にも来たことを確信出来た。
このところの東京周辺・近郊の町の変わり方は激しいものがある。
溝の口のように鉄道の路線が何本か交差している地域は特に変化が大きい。
新しい住民が来て新しい町が出来る。
そして、人と町の新たな歴史が作られてゆく。
[PR]
by photofujii | 2016-09-03 10:58 | 2016年 | Comments(0)

宇宙ロケットで墓参り

d0304870_2053662.jpg

お盆休みのふるさとで、菩提寺に墓参りをした人も多かっただろう。
最近、終活だ墓地をどうする、自然葬だ散骨だとテレビも新聞も忙しい。
東京近郊で新しい広々とした霊園が開発された風景は、ちょっと異様だ。
それに買ったは良いが、交通の便が悪くて行くのも大変だという声も聞く。
我が家の墓はびっくりするほど狭いのだが、都心にあるので楽に行けるのが取り柄だ。
若い頃、仕事の空撮で関東の上空を飛ぶとゴルフ場ばかりが目に付いたが、
今目に付くのは巨大霊園ばかりというところか。
地球上にそのスペースがなくなれば、未来の墓場は月に造り、
宇宙ロケットで墓参りとなるかもしれない。
[PR]
by photofujii | 2016-08-27 20:08 | 2016年 | Comments(0)

白昼夢

d0304870_15341766.jpg

お盆休みで、観光地以外の東京は静かなものだった。いつもこのぐらい静かだったらと思った。
普段は避けていた所へ行ってみた。無目的に歩いていると、広い墓地に出た。
墓石の間の細い道を歩いていると、突然目の前を黒猫が横切って消えた。
強い陽射しのなかの一瞬のことで、後はシーンと音もない。幻を見たような不可思議な気分だった。
真昼のシーンとした墓地、強い陽射し、怪しい黒猫と道具立ては揃っている。
現代の科学では説明出来ない何か、白昼夢・白日夢の世界があるような気持ちにおそわれた。
[PR]
by photofujii | 2016-08-19 15:36 | 2016年 | Comments(0)