変わらない町

歩きながら、この町はいつ来ても変わっていないなあと思うことがある。
街角に立ち止まってよく眺めれば、実際にはあの店もなくなった、
この家も新しくなったとわかる。
しかし、毎日のようにどんどん変わってゆく東京の町並みや道筋を見れば、
少々の変化では、いつもの変わらない町と思ってしまう。
初めて歩く町でも同じように思うことがある。
遠い記憶の片隅に残っている残像というのだろうか、
初めてなのに、どこか懐かしいいつもの町という感じがする。
どうしてだろうと考えると、そこには必ず古くからの町に共通するランドマークがある。
銭湯の煙突・角の八百屋・魚屋といった商店、駅前の食堂・飲み屋の赤提灯・
ポツンと立っているポストや街灯、どこも同じような間合いや距離感である。
先日、北区の十条の町を久し振りに歩いた。
そして、いつもの街角に立って眺めると、八百屋さんがあり銭湯の煙突もあった。
それからひと月後、銭湯には閉店の挨拶が張ってあった。
やはり、東京は変わってゆく。
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by photofujii | 2014-11-28 17:21 | Comments(0)
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