夕暮れの踏切

秋の色が深くなって、私鉄沿線を歩いてみた。
車窓を眺めながら気がつくのは、踏み切りの多さだ。
渋滞や人身事故で、都心は立体交差や高架が進んでいるが
まだ私鉄には踏み切りが多く残っている。
買いもの帰りの踏み切りで、赤いランプの明滅とカンカンカンと信号音を聞きながら、
気がつくとその向こうで、藍色に暮れてゆく空をボーっと見上げている。
そして、とっくの昔に忘れてしまっていた童謡・童話の世界が戻ってくる。
古い友人や遠足のこと、学芸会や運動会のこと、
取り留めの無い記憶が、際限なく湧き出てくる。
踏み切りで待つほんの一瞬の時間が、誰の心をも穏やかにさせて家路に着かせる。
新しい発見をしたような気分になった。
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by photofujii | 2014-11-14 21:04 | Comments(0)
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