高架下はラビリンス

この炎天下、懲りずに都心を歩いている。
頭がくらくらしてくれば、冷え切ったビルの中に逃げ込めばよいのだが、
文化生活に弱い私としては、あまり居心地のよい場所ではない。
こんな時に潜り込むのが、鉄道の高架下である。
アメ横から御徒町・神田・新橋へと山手線、最近では中央線・京浜東北線から
私鉄沿線まで、高架下は面白くて懐かしい所がいっぱいある。
先日も、有楽町のインターナショナルアーケイドに吸い込まれてしまった。
この辺は、子供の頃からうろついていた。久し振りに新橋側の出口まで歩いた。
思いもよらぬ店や会社の事務所があったりで楽しめた。
でも工事が目につき、いまの姿が何時まであるのかと心がチクリとした。
ひやっと涼しく、人通りもあまりなくシーンと静か。高架下は正に迷宮・迷路だ。
今の都会、表面上は益々明るく清潔になり、怪しげで楽しい場所がどんどん消えてゆく。
我々じいさん達が酔っ払ってベンチで寝ていたり、立小便でもしていると、
音もなくパトカーが横に止まっていたりする。
暗い夜道を歩いていても、民家の垣根越しにパッとライトが照らされる。
別段悪いこともしていないのに、なぜかドキッとする。
外に出ると気持ちが休まらない。歩きながら心がラビリンスになる。
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by photofujii | 2014-08-16 15:58 | Comments(2)
Commented by Iwanori at 2014-08-21 10:06 x
一歩も外に出たくないこの猛暑,指を動かすだけで知らない街古の風景に出会えて満足してます。ありがとうございます。
Commented by photofujii at 2014-08-21 10:27
iwanoriさんコメントありがとうございます。暑い時に暑いお茶を飲むように、暑い時に町を歩くのが健康法です。
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