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見てきた情景・東京の新世紀

21世紀もあっという間の14年、忘れられないことといえば東北大震災以外にないだろう。
あの日、2011年3月11日のあの時刻、私は江東区の埋立地に建つ高層ビル群の
なかにいた。
足元の異様な動き、高層ビルの発っする聞いたことも無いような異常な音。
今起きている事態がまったく理解できなかったのだが、逃げ惑う人の姿を見て
ようやく状況がわかってきた。
それから8時間歩いて家に着いたのだが、銀座、大手町、新宿と家路を急ぐ群れと共に黙々と歩いた。
あれから3年が過ぎた。
東京ではスカイツリーの開業で沸き、オリンピックの決定で沸きと何事も忘れ去ったかの様な日常に戻っている。
先日、東京大空襲慰霊の日に両国まで出掛けた。
帰り道、青空の向こうにスカイツリーが見えた。
その姿が私にはバベルの塔ならぬバブルの塔のように思えた。
戦後の69年は、私にとってもあっという間だった。
2011年3月11日午後3時半 江東区豊洲
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翌日、スーパーの棚
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東京スカイツリー オープン
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by photofujii | 2014-03-27 17:29
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