東京が水の都だった頃

d0304870_13345289.jpg

子供の頃、東京は縦横に運河や掘割が流れていた。
東京オリンピックの開催決定で沸き上り、町の風景も一変した。
高速道路の建設や道の拡張工事で多くの流れはあっという間に埋め立てられて姿を消し、
川や大通りの上にまで道路が走った。
今でも懐かしく覚えている水辺の記憶がある。
佃島の渡し船と銀座の水上バス、木場の貯木場だ。
それら総てに隅田川の流れが寄り添い、その情景がそこに住む人の心に潤いを与えていた。
東京の日常生活のなかにあった小さな詩のような水辺の情景が過去のものとなって久しい。
今、すべてがそこにない。

佃島〈中央区〉
d0304870_13364213.jpg


d0304870_1340981.jpg

銀座〈中央区〉
d0304870_13442423.jpg

d0304870_13415045.jpg


木場〈江東区〉
d0304870_13452291.jpg
d0304870_13454927.jpg

[PR]
by photofujii | 2013-03-16 12:49 | Comments(5)
Commented by 二俣川のカメラ好き at 2013-03-26 20:57 x
下町を感じる良い写真を有難う御座います。これからも楽しみにしています。
Commented by きたのタキグチ at 2015-01-19 12:30 x
「東京は水の都だった」「55年前」のモノクロ写真は幼い頃親と行った江東区清澄町で一年間だけ過ごした
60数年前の事がうる覚えに思い出します、真夏の祭りに何回も水をかけられた事、戦災の焼け跡が残る
学校のプールでイモ洗いのように遊んだ事、隅田川でおぼれて助けられたこと、都電に乗って橋を渡った
ことなどなど。写真は戦後10年ぐらい、お客が満杯の遊覧船、束ねた丸太を運ぶ働く人たち、何本もの
煙突から煙が立ち上る下町、どれも生き生きとして戦後から立ち上がる息吹が感じられました。
小さいときのかすかな記憶がこの写真を見ると懐かしさが出てきてコメント書きました。
Commented by photofujii at 2015-01-19 14:05
きたのタキグチさん。少年時代の一部でも共有できたのはうれしいことです。今ではほとんどのことが消え去ってしまいましたが、深川の祭りはまだ少々面影が残っているようです。気が向いたらコメント入れて下さい。ありがとうございました。
Commented by kitanokunikara at 2015-01-19 15:55 x
ナイス!
Commented by photofujii at 2015-01-19 16:34
kitanokunikaraさんサンキュー!
<<  スカイツリーを見上げる町  55年前・・ >>