<靖国8月15日〉2010年九段

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毎年815日、靖国神社の決まった場所で約30年定点撮影をしている

今年は残念ながら体調不良で行けなかった。

テレビも新聞も、いつもより靖国に関しての扱いは静かだった。

815の靖国境内は、その時の日本社会の動向をよく表している。

そこに集う人の姿・表情なのだが、戦前を懐かしむ人・戦争や兵器に興味を持つ人・慰霊の遺族の方、

そして此の頃は若い人、女性が多くなった。それがどんな意味を持つのか私には分からないが。


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# by photofujii | 2018-08-17 14:43 | 2000年代 | Comments(0)

<成長の夏>2000年頃 浅草

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いつも思うのだが、童顔だった子供たちが夏休みが終わり教室に戻ると、

日焼けして逞しく大人びた顔になっている。

熱気でムンムンするそんな教室の雰囲気が、私はたまらなく好きだ。

自分のひと夏の成長を誰もが実感するのは、ずっと後になってからのことだ。


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# by photofujii | 2018-08-13 20:50 | 2000年代 | Comments(0)

<お盆休みの苦行>2000年頃有楽町

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180808「お盆休みの苦行」2000年頃 有楽町

毎年この季節、全国一斉に義務のごとく家族での帰省や旅行に出かける。

テレビのニュースでは大人たちがうんざりした顔で新幹線から降りてくる姿がある。

子供は別として、大人はせっかくのお盆休みを家でゆっくりしたい人、

久し振りに親しい友人や同僚とビールでも飲んで元気を取り戻したい人もいる。

盆と正月は難行苦行という人も多いのではないか。


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# by photofujii | 2018-08-08 11:49 | 2000年代 | Comments(0)

<東京の水辺>1959年江東区

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最近の災害は桁違いだ。想定外と云ってしまえばそれまでだが、自然災害なのか人災なのか分からない。

昔、東京は「水の都」と呼ばれた。

住宅の目の前が天井川で水際、そんな環境で日常生活が営まれた町が、特に下町で多かった。

縦横に水路が走り趣もあったが時代と共に水質も悪化、

ちょっとした雨でも水害が発生、治水工事で「水の都」の姿も大きく変わった。

ほんの少し前の東京の話だ。


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# by photofujii | 2018-08-03 21:04 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)

<定番の夏休み>1992年上野動物園

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さて、楽しい楽しい夏休みだ。

思い出してみると、戦後の我々のガキ時代から今まで、小学生の夏休みパターンは変わっていない。

ゴールデンウィークと違い親も休めないから、子供たちは近間で手軽に楽しむ。

宿題の昆虫採集やプールもあるが、なんといっても野球帽をかぶりアイスキャンディーをなめながらの動物園、この定番コースで決まり。

私には、この情景が特に懐かしい。

今年はパンダ人気で特に上野も混むだろう。


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# by photofujii | 2018-07-28 16:38 | 1990年代 | Comments(0)

<昭和最後の夏>1988年練馬区

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この年はもうバブル期に入っていたわけだが、群れで行動する姿は昭和のレジャーそのものだ。

翌年には平成に時代が変わり、オウム事件など不安な時代に入って行く。そして今、その平成の時代も間もなく終わる。

ひとつの時代が始まり終わる時、次の時代の姿を考える。今年の夏の狂った暑さは、充分にその姿を想像させる。


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# by photofujii | 2018-07-23 21:07 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<湾岸ブーム>1996年 お台場

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オリンピックもあり、湾岸地域でタワーマンションブームらしい。

30年も前、バブルという時代があつた。90年代初頭のバブル絶頂期も湾岸地域はタワーマンションブームだった。

このスナップを撮ったころ、バブル景気は下り坂に入っていたが、

画面からは時代に浮かれた残滓を感じるし、どこか空虚でそれから続く悪夢の時代を想像させる。

いま又、貿易戦争のなかでバブル崩壊という言葉をよく聞く。さて。


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# by photofujii | 2018-07-18 21:17 | 1990年代 | Comments(0)

<昭和文化の店>1994年台東区

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これは隣町に古くからあった荒物屋だが、今はもうない筈だ。

再開発のマンション群のなかで、最後まで高齢のおばちゃんがガンバッていた。

店先きに吊るした商品名を見ても、今の若い人にはどんな物か分からないだろう。

蠅取りリボンはハエが止まったら離れないように粘り気のあるものを塗ったもので、

よく駅前食堂の天井から何本も吊るしてあり、付いたハエで真っ黒になっていた。

網戸が普及していない頃のことだ。

ねずみ取りは篭どり・板どり・粘着とある。興味のある方は調べてみて下さい。

ペンチも色々。

私には前を通るだけでワクワクする店だったし、今も忘れられない「お店やさん」である。


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# by photofujii | 2018-07-12 20:57 | 1990年代 | Comments(0)

<正体不明>2010年 浅草

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街歩きの途中で、商品を山のようにドサッと積んでビックリするような迫力の店を目にする。

でも色々な物が入り雑じって、一考に何屋なんだか分からない。

人間にも仲間内で「何でも屋」と呼ばれている、職業の領域や専門分野が分からない正体不明の人がいる。

近頃は、名刺の肩書きを見ても横文字とカタカナばかりで、私などにはチンプンカンプン。

我々は濃い霧のなかで正体不明・意味不明の時代を歩いているようだ。


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# by photofujii | 2018-07-07 17:14 | 2000年代 | Comments(0)

<季節感>1995年浅草

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この暑いのに25年使っていた冷蔵庫がついに壊れてしまった。

大急ぎで新しいのに買い換えたが、「よく使いましたねー」と電器屋さんは驚いていた。

新製品の進化にビックリ、自分が浦島太郎のように思えた。

昔は荒物屋・金物屋と呼んでいた商店が季節の変わり目にガラリと商品を入れ替え、

夏には食べ物を冷やしたり腐らせたりさせないように工夫した生活用品を、店頭に並べた。

時代が変わり古いものはどんどん姿を消し、季節感もなくなった。

我々の若い頃、新しい物に電気という言葉をつけて電気冷蔵庫・電気掃除機などと呼んだ。

今でも電気という言葉の響きには、進歩・斬新・新しもの好きを感じる。

近頃はやりの電気自動車というのもあるし。


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# by photofujii | 2018-07-02 21:26 | 1990年代 | Comments(0)

<黄昏の踏切>2002年墨田区

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ラッシュ時の渋滞と痛ましい事故も続き、鉄道はどんどん高架線に変わり踏切も減ってきた。

良い事に違いないのだが、一方で私などには寂しさも感じる。

家路に向かう夕ぐれ時、あのカンカンカンと鳴る信号機が赤く明滅する情景。

電車が通り過ぎる待ち時間まで楽しかった。もちろん宿へ帰る旅路の踏切も同じこと。

新しく変わることでなくなってゆく楽しみもまた多い。


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# by photofujii | 2018-06-26 15:04 | 2000年代 | Comments(0)

<梅雨の情緒>1991年浅草

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180621「梅雨の情緒」1991年 浅草

うっとうしい梅雨だが、陰気なことばかりではない。

下町の夜、雨で濡れた路地を歩いて思わぬ幸運に出会うこともある。

料亭の玄関先で客を送る女将や芸者さん。和風の雨傘を差して淡い灯かりに佇む姿。

なんとも云えない風情、この季節だけの心に深く沁み入る情緒だ。


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# by photofujii | 2018-06-21 20:49 | 1990年代 | Comments(0)

<梅雨の晴れ間>1985年浅草

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梅雨の晴れ間に青空を見ながら歩くと、なにやらホッとする。

下町の路地裏では傘の干し方にも風情があったし、

古い団地の窓から一斉に色とりどりの雨傘が出ているのも、楽しい風景だった。

此の頃は洒落た傘も多いが、ビニールの透明傘は色気がない。

そういえば日本には昔から、蛇の目傘という色気たっぷりの傘があった。


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# by photofujii | 2018-06-16 17:16 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<ワイドショーは花盛り>2014年新宿

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暇なので昼飯を食いながら、テレビのワイドショーをよく見る。

忙しかったころは見たこともなかったから、ヨクヤルヨと思いながらも感心して見ている。

ワイドショーだから政治・経済・芸能・生活と幅広くニュースを伝えるのだろうが、

チャンネルを変えてもどの局も同じ内容だ。

つまり日本中が同じ時間帯に同じスキャンダルを見詰めているということか。

石川五右衛門ではないが、今の日本は「世にワイドショーの種は尽きまじ」というところか。


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# by photofujii | 2018-06-11 16:14 | 2014年 | Comments(0)

<日常への旅>1999年葛飾区

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若かった頃、長い旅によく出かけた。あんな遠い所までよく行ったものだと思う。

歳と共に長旅はもういいやと思うようになったが、知らない町を歩きたいという気持ちだけは変わらない。

我が家から30分も電車に乗れば、遠くに山影も見え幾つもの川を越え鉄橋を渡る。

視点を変えて歩けば、いつもの町にも新鮮な発見がある。それだけで充分に旅した気分だ。


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# by photofujii | 2018-06-06 15:54 | 1990年代 | Comments(0)

<怒りの矛先>1988年 新宿

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不愉快な事が続く。このごろの我々は怒るべき相手に対して、真っ直ぐに憤ることが出来ているだろうか。

問題の本質を隠されたり変えられたりで、どこに怒りをぶつけるかさえ迷ってしまう。

社会にエネルギーがあった頃、周囲から何と云われようと、孤立無援でも自分の主義主張を貫く人がいたし、それが社会を変える切っ掛けにもなった。

同調社会の今では考えられないが、不正に対して怒ることだけは忘れたくない。


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# by photofujii | 2018-06-02 11:57 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<掟破りの風景>1992年中央区

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これは四半世紀前のバブル絶頂期、地上げで古い長屋の両隣りが切り取られ、

倒れる寸前になった残りの一軒をつっかい棒で支えている、都心での再開発風景だ。

業者の法律違反ではないにしても、住み慣れた住民にとって社会通念上は立派なルール違反だろう。

今、そういう掟破りの空気が世の中に充満している。

政官財の世界はもとより、教育界や大学スポーツの足元まで来てしまった。

情けない大人たちの姿に比べ、若者たちの自主自省的な行動や自浄作用が唯一の救いだった。


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# by photofujii | 2018-05-29 16:33 | 1990年代 | Comments(0)

<和風ブーム>1990年 台東区上野

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外人観光客の急増で、民泊だルームシェアだと話題も多い。特に外国の若者に人気なのが手頃な値段の和風旅館だ。

異国情緒も人気らしい。下町の簡易旅館にも長期滞在が多い。

戦後の復興期、日本の中学・高校生の修学旅行は人数が多くてもなんとか泊まれる日本旅館だった。

東京では上野や本郷にそういう旅館が多く集まっていた。

今、修学旅行は海外が流行り、夢のような時代になった。


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# by photofujii | 2018-05-23 17:45 | 1990年代 | Comments(0)

<肉体労働の魅力>1980年頃 青森県

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内科のクリニックに通院している。待合室に座っていると実に色々な人が来る。

老若男女と様々だが、一見健康そうな人までいて何の病気かわからない。

古代エジプトでは脳の手術まで行なわれていたと云うから、人間と病気は永い付き合いなのだろう。

昔から「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と言われてきた。

肉体労働を軽くみて価値を認めない現代人に、心の病が多いのも当然だろう。

全身を使っての汗まみれの労働、その爽快感の心地よさは何にも代え難い。


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# by photofujii | 2018-05-17 19:59 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<24時間営業 年中無休>2014年足立区

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大手コンビニチェーンの出店競争が激しさを増しているらしい。

それに加えて裏通りにまで自販機が溢れ、夜はまるで不夜城のようだ。

自販機は24時間営業の無人店舗と同じだ

必要最低限の生活がいつでも保証されていると思えば、

明日のためにこれを準備しよう用意しなくてはという気持ちの緊張もなくなる。

新鮮な心の持続や切り替え・ケジメもなくなる。

便利な生活には落とし穴もある。


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# by photofujii | 2018-05-13 16:31 | 2000年代 | Comments(0)