<都会の静寂>2018年 練馬区

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歳をとると、今まれ気にならなかったことが気になってくる。私の場合は特に光と音だ。

ビルの反射光や前方からの強い光線、気にならなかった音が雑音・騒音になる。

軍用機やヘリコプターのエンジンの音、パトカーや救急車のサイレン、車や建設現場の音と、

なにかの音が途切れることはない。それが都会の活気・活力なのだろう。最早、都会で静寂など望むべくもない。

近所を散歩していたら、小さな赤い風船が道で揺れていた。

どこから飛んで来たのか、風船の周りにだけ静寂が流れているような気がした。


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# by photofujii | 2018-12-09 16:07 | 2000年代 | Comments(0)

<哀愁の駅前食堂>2018年 杉並区

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近くの町を歩いていたら食堂と書いた看板を見つけ、急に懐かしさが込み上げてきた。

仕事で一人旅の多かった私は、よく駅前食堂に入って食べた。

みそ汁と漬物つきの日替わり定食、さば味噌・野菜炒め・焼き肉・肉じゃが・カキフライなどなど、お馴染みの定食でひとり酒、

列車の音を聞きながらノスタルジーに浸ったものだ。

今は地方の駅前にもチェーン店があって東京と変わらない。

遠い時代の思い出だ。


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# by photofujii | 2018-11-24 21:38 | 2000年代 | Comments(0)

 <国民的グルメ食>2018年池袋

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我が町の駅前に「焼きそば・たこ焼き・今川焼き」の店があり、これを若い店員が一人でやっている。

いつも楽しい気分でその店の前を通る。池袋にも「ラーメン・たい焼き」の古くからの店がある。

私は北から南まで日本列島ずいぶん歩いてきたが、どんな小さな町や漁村の食堂でも、味の心配をせずに頼めるものがあった。

それは「かつ丼・カレーライス・中華そば」私の持論だ。

その地方その店特有の味が出来上がっていて、決して期待を裏切られたことがない。

日本人にノスタルジーを感じさせる、至福のグルメだ。


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# by photofujii | 2018-11-19 20:41 | 2000年代 | Comments(0)

<食欲と古書の街>2018年 神保町

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久し振りに神保町を歩いた。この町に長いこと事務所を置いていたので、自分の縄張りのように思える。

変化の激しい都心でも、ここは一部の再開発地域の他は変わらない。

懐かしい路地の奥にはよく通った飲み屋も食堂も健在だし、商店も元気だ。

丁度この日は古本祭りだった。私は教科書は読まなかったが、読書は好きだった。古書の匂いには色々な思い出がある。

変わらぬ神保町は東京でも貴重で大切な町だ。なにやらホッとした一日だった。


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# by photofujii | 2018-11-13 16:29 | 2000年代 | Comments(0)

<国民性>2018年 新宿

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久し振りに外出したら、駅のエスカレーターの手摺りに「抗菌」という文字がペタペタ貼ってあった。

びっくりしながらも、とっさに外国人観光客のための「おもてなし」の準備かとも思ったが、しかし日本語だ。

これは日常の通勤客や乗客の為のものだと思い直した。私も綺麗好きだがこれには驚いた。

健康だ長生きだ清潔だと、日本人は益々エスカレートしてゆく。どこまでゆくのだろう。


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# by photofujii | 2018-11-08 21:03 | 2000年代 | Comments(0)

<化ける>2018年 新宿

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テレビも新聞もハロウィーン騒ぎで大変だった。

ゾンビや化け物みたいな顔で溢れていたが、考えてみると日常のなかでも此の頃はあんな顔や化粧が多い。

頭のてっぺんから足の爪先まで忙しい。

だから気の弱い私でさえ、少々のことには驚かなくなってしまった。


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# by photofujii | 2018-11-03 20:43 | 2000年代 | Comments(0)

<働く70才>1960年 千代田区

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この写真は約60年前、丸の内で撮ったものだ。

当時は勤め人をサラリーマンと少々哀愁を込めて云っていたが、けっこう自信を持った顔が多かった。

55歳か60歳で定年退職すると、高い技術や専門知識を持つ人以外は再就職せず自分の人生を全うした。

今、政府は70歳まで働けという。

老人からすれば生活不安から働かなくてはということで、決して進んで働きたいわけではないと思う。

好きな事をして穏やかに暮らしたいのが本音で、何かといえば自己責任といわれ生きにくい世の中になってしまった。

私のように若い頃から勤労意欲のなかった者は、非国民呼ばわりされる時代が来るかも知れない。


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# by photofujii | 2018-10-29 20:39 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<刺青>2018年 原宿

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オリンピックまでに外人観光客が増えることで、どこでも準備と対応に忙しい。

温泉や銭湯での入浴で、外人に多い入れ墨対策もそのひとつだ。

日本では昔から前科者の印として顔や腕に墨を入れられたり、遊び人が絵や文字を体に彫り込んだ。

どちらかといえばマイナスイメージが強い。

一方外国ではタトゥーといって、美術や芸術としての位置付けも定着している。

昔は彫りの技術の高さから、わざわざ日本に刺青を彫りに来る外国人もいた。

これから色々なお国柄が見られて面白そうだ。


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# by photofujii | 2018-10-25 09:51 | 2000年代 | Comments(0)

<新しい家族>2005年頃 江戸川区

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家事をする若い既婚の男性が、少しずつではあるが増えているらしい。良い傾向だと思う。

夫婦共働きが多いし、子育て・通学・通園・料理・洗濯とやる事は多い。

生き方・家族の在り方の考えも、古い人間の我々とは全然違う。

私も今まで多少まわりとは違う考え方で生きてきたので立派な事は云えないが、

タブーや常識は破った方が良いと思った時の方が多かった。

元気な現代の若い人たちに、新しい社会の変革を期待したい。


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# by photofujii | 2018-10-19 20:34 | 2000年代 | Comments(0)

<流行り物>2010年豊島区

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健康で長生きは共通の願いだ。

それにしても驚くのはテレビや新聞で見る、サプリメントの広告の多さだ。

健康や栄養補助剤と食品・クスリの広告が、これでもかとばかりに番組や紙面を占領している。

健康は誰でも望むが今の深刻な社会、クスリで長生きが幸せとばかりは言えないのではないか。


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# by photofujii | 2018-10-14 21:21 | 2000年代 | Comments(0)

<煙が目にしみる>2005年頃 足立区

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181009「煙が目にしみる」2005年頃 足立区

昔の話しだが我々が若かった頃、ザ・プラターズというアメリカの人気グループが歌ってヒットした

「煙が目にしみる」という曲があった。

町を歩いて銭湯のエントツと煙が見えると、いつもその頃の自分とそのメロディーを思い出すし、

「神田川」という曲も思い出す。

災害の心配や老朽化で少なくなったが、銭湯のエントツは町のランドマークでもあった。

懐かしい町の風景がどんどん変わってゆく。


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# by photofujii | 2018-10-09 21:10 | 2000年代 | Comments(0)

<日常文化遺産>1965年 奄美大島

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日本もそうだが、世界中が文化遺産や自然遺産の登録に血道を上げている。

お蔭で世界遺産がやたら多くなった。それならいっそ、地球全体を遺産にしたらすっきりするのではないか。

今まで散々文化や自然を破壊しておいて、急に保護に乗り出すのには下心が見え隠れする。

それよりも日常生活の中で大切にすべき習慣や知恵、よき風俗を大事に守ること。

これが人間社会にとって一番の遺産だと思うのだが。


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# by photofujii | 2018-10-04 21:03 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<釣りの心>1990年 港区

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釣りブームでテレビでもよくやっているが、気が短いせいか私はやったことがない。

釣竿の先をじっと見つめて動かない人を見ているだけで

心が落ち着かなくなってくるし、

その釣り人をいつまでも眺め見物している人を見てもじりじりしてくる。

悟りや孤独の境地とはほど遠い自分がそこにいる。


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# by photofujii | 2018-09-29 21:41 | 1990年代 | Comments(0)

<仕事を楽しむ>2008年頃 上野

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学生の就職活動の変更が問題になっている。

今は学生の売り手市場らしいが、それでも自分の希望する仕事につける人ばかりではない。

仕事は楽しくが理想だが、一生を通して好きな仕事で生活できる人は少ない。

私は小学生の頃、動物園の飼育係りになりたかったが、それとは別の道を歩いて生活してきた。

時々、動物園に行ってこういう風景を目にすると気分がやわらいで、遠い日のことを懐かしく思い出す。


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# by photofujii | 2018-09-23 17:52 | 2000年代 | Comments(0)

<面構え>1960年 大手町

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久し振りに平日の夕方、大手町を歩いた。

仕事帰りのサラリーマンが大半だが、皆黙々と歩いてなかにはこれから仕事先に出掛けるような人もいた。

私も一時期サラリーマンの経験をしたが、その頃は月給取りとも云われ、ちょっと哀愁を感じる言葉だった。

実際には個性的で不敵な面構えも多かった。

今は働き方改革だ派遣だ残業がどうのという時代、没個性になるのも仕方がないのかもしれない。

願わくは、風通しのよい生き生きとした職場であることを。


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# by photofujii | 2018-09-18 20:20 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)

<不良少年とくそじじい>1960年 有楽町

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長い休みも終わりこの夏、中学生も高校生も多くの体験をしたと思う。

楽しいこと、切なく辛い思い出と色々あったろう。どちらにしても人生の貴重な体験には違いない。

私も高校一年の夏休み、酒とタバコをしっかりと覚え、立派に不良少年の気分。

お蔭で町内のオヤジ達からはさんざんの悪評、こちらも「くそじじいめ」と悪態をついていた。

今になれば笑いばなしだが、我々の仲間も皆んな普通の家庭人、子供の良き親になっている。

小生も立派な「くそじじい」である。


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# by photofujii | 2018-09-13 15:20 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)

<神頼み>1989年 明治神宮

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占いブームらしい。人生の節目の大事な決断を自分の意志ではなく、占いに頼って決める。

つまり人生を他人まかせにすることだ。ちょっと違うが、おみくじもゲーム感覚で人気がある。

人は決断する重圧や不安を軽くしようと、占いやおみくじを利用してきた。

しかし今のように人生の決断を他人まかせにして、自分で決められない時代などなかったはずだ。


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# by photofujii | 2018-09-09 11:00 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<水害>1958年 江東区

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今年は台風の当たり年、まさに千客万来という感じでありがたくない客だ。

東京の東部地域での水害に関するハザードマップ・災害予測地図が発表された。

この地域は大小の河川が縦横に走っている。江戸川・中川・荒川とあり、私もよく歩く。

広い河川敷と土手、頑丈な堤防と水門で守られているが、想定外となれば役に立たないという。

説明を聞いていると自分の身は自分で守れと云っているようにも受け取れる。

この地域は60年前とどれだけ情況が変わったのか。


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# by photofujii | 2018-09-03 20:44 | 1950年代~’60年代の写真 | Comments(0)

<夏の終わり>1995年浅草

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180829「夏の終わり」1995年 浅草

8月も終わりだが酷暑は一向におさまらない。外出も命がけだ。

新聞やテレビを見ると、今年も全国津々浦々で花火大会や夏祭りがあった。

花火や祭りと観光のセット旅行が盛んだが、今までとは違ってしまった観光地の姿や祭りの雰囲気も見受けられる。

いつもの町の路地の片隅で、ご近所さんや子供たちが集まってやっている小さな花火の明かりに、なぜかホッとする。


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# by photofujii | 2018-08-29 21:00 | 1990年代 | Comments(0)

<町会の夏休み>1998年葛飾区

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60年以上前の我々の子供時代、夏休みでも金持ちの子供以外は旅行や避暑には無縁だった。

専ら町内の路地や公園をうろつくばかり、それで町内の大人が工夫して子供を楽しませてくれた。

今思うとたわい無いものだったが、お化け大会・スイカ割り・相撲大会と色々。

なかでも楽しみだったのが野外映画会だった。

今の子供のようにゲームやパソコンに贅沢な旅行など我々にはなかった。

しかし子供にとって楽しさは工夫次第、金をかけることではない。


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# by photofujii | 2018-08-25 20:45 | 1990年代 | Comments(0)