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<蝉>2019年 練馬区

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気のせいか、今年はセミの声を聞くのが遅かったように思う。

セミは長い間地中にいて、地上に出てくると一週間ぐらいしか生きられないと云われ、はかなさや生きる無常の代名詞のようになっている。

昆虫好きの若者が追跡調査したところ、実際には2週間から4週間ぐらいは生きるという結果が出た。

それでも命のはかなさに変わりはないが、昆虫好きのマニアックな調査は微笑ましい。

人は誰でも、好きなことに集中できれば生きてゆくのが楽しいし、人生も豊かになる。


# by photofujii | 2019-09-03 16:05 | 2019年代

<終わりの夏>2019年 練馬区

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夏休みも終盤、子供たちにはどんな休みだったのだろう。

楽しい思い出と共に新学期を迎える子もいるだろうが、登校日を重い気持ちで迎える子もいる。

毎年8月から9月の夏休み明け前後のこの時期、将来への夢・友達や家族のこと・勉強や受験と悩みは様々、自ら命を絶つ子が多くなるらしい。

彼等にとって夏休みの終わる頃が地獄の苦しみの時なのだ。

私にも孫がいる、きれいごとは云いたくない。

新学期の教室で、元気な顔が一人でも多くいてほしい。


# by photofujii | 2019-08-29 10:02 | 2019年代

<打ち水>2019年 練馬区

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気が違ったような暑さのなか、近所の商店街に行った。

歩いていると一軒だけ道路に打ち水をしている店があり、見た目にも体にも涼しかった。

私が育った60年以上も前の下町では、どこかの家が打ち水をすれば隣近所が出てきて総出で打ち水、

通り中が涼しくなった。地域のつながりがそんな所にも現れていた。

今は暑ければクーラーをつけてじっと家の中。打ち水は商店街や観光地のイベントでするぐらい。

何気無い打ち水で気持ちも和む、夏の大事な日常行事を懐かしく思い出す。


# by photofujii | 2019-08-24 20:57 | 2019年代

<人影もない町>2019年 杉並区

<人影もない町>2019年 杉並区_d0304870_11400726.jpg

呆気なくお盆休みも終わり、空港や新幹線のホームで、恒例の帰省や海外旅行の家族模様が繰り広げられた。

その間、東京の町は人影もなく静かそのものだった。私は東京生まれで帰る田舎はなし。

だからこの時期、静止したような東京を歩くのが楽しみだ。

考えてみれば、毎年日本中がお盆を一斉に休まなくとも良いのではないか。

その為、逆に仕事が休めない人もいるわけだし、新たなストレスを溜め込む人もいる。

ちょっとした工夫で仕事や生活の仕組みを変え、家族や自分の都合の良い時に休暇をとる。

日頃の無理な生活サイクルも、少しは緩和されるように思うのだが。


# by photofujii | 2019-08-21 11:41 | 2019年代

<禁止マーク>2019年 中野区

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この頃どこを歩いても、何かを禁止したり制止したりする立て看板やボードがやたら目につく。

通行禁止・駐車禁止・ゴミの不法投棄と今までは生活上のマナーに関するものが多かった。

近頃は公園のペット禁止や新手のものが目につく。ペット好きのマナーの問題なのか、安全上の問題なのか。

何かがあると直に禁止したり、許さない空気が強くなった。社会に閉塞感が漂っているように思える。


# by photofujii | 2019-08-15 14:53 | 2019年代