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<天空と地底の都市>2019年渋谷区

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狭い国土の我が国、特に東京の町を歩いて懐かしさと共に満杯で息苦しいと感じる時もある。

地上がだめなら上と下へ拡げるしかないわけで、高層ビルと地下街の建設ラッシュは当たり前。

近頃感じるのは、地下鉄のホームがどんどん地底深くになってゆくことだ。

若い頃読んだ空想科学小説に、未来の都市で地下鉄のトンネルが余りに多く掘られ複雑になって四次元の世界になり、

車両が我々の生きる三次元の空間に戻れず永遠に走り続け、その音だけが聞こえるという筋書きだった。

それが現実になりそうな、今の東京だ。


# by photofujii | 2019-05-25 21:02 | 2019年代 | Comments(0)

<行列の店>2019年 北区

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テレビや雑誌を見ていると、飲食店や食べ物の情報が驚くほど多い。

そこには絶品・大繁盛・行列・大盛り・人情店主と同じような言葉や文字がどんどん出てくる。

いつの間にか日本中がグルメになり、爆食しているような雰囲気だ。

忙しい生活ですぐにキレルような毎日でも、人気ラーメン店などでは急に我慢強くなって、長蛇の列をじっと耐えて待つ。

私はどんなに美味しい店と云われても、忍耐力がないので並んだことはないが。


# by photofujii | 2019-05-21 14:34 | 2019年代 | Comments(0)

<町の味>2019年 北区

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何十年ぶりに岩淵の町を歩いて来た。

荒川・隅田川・新河岸川が合流する江戸時代の宿場町で、静かな趣のある町だった。

当然のごとく大いに変わった町の姿を想像し、あまり期待していなかった。

前に歩いた時にあった東京23区内で最後の酒蔵は残念ながら無くなっていたが、普段の生活から目線をちょっと変えて歩くだけで、色々な発見がある。

昔の町の面影が所々に残る裏通りを歩きながら、知らない町を充分に旅したような新鮮な気分になった。

心穏やかな楽しい一日だった。


# by photofujii | 2019-05-15 19:59 | 2019年代 | Comments(0)

<フルーツパーラ>2019年 豊島区

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190511「フルーツ・パーラー」2019年 豊島区

元号が変わって、昭和や平成を話題にした懐古趣味的な空気が強い。

この前思わぬ所でフルーツ・パーラーを見つけ、柄にも無く懐かしくなった。これも懐古的気分かも知れない。

子供の頃グリルやフルーツ・パーラーという響きはモダンな感覚がして、大人になる前の甘い香りがした。

高校生になると喫茶店を「サテン」と言って、大人になった気分だった。

今の子供たちには、新しい新鮮な時代感覚で大人に育ってほしい。


# by photofujii | 2019-05-11 20:30 | 2019年代 | Comments(0)

<過ぎ去る時代>2019年 杉並区

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平成から令和に変わった町を歩いて来た。

商店街には令和の文字が躍り、早くも平成は良き時代だったと懐かしむ声も聞く。果たしてそうだったのか。

ちょっと海を越えればドンパチ銃弾が飛び交う国もあったし、国内でも大きな災害や事故が数え切れないほどあった。

人はいやな事は忘れたいし思い出したくもないが、その当事者には忘れられない。

誰もが良かった時代なんてなかった筈だ。年号が変わっても、新鮮な気持ちなんてせいぜい23日で消える。

新しい時代に期待はしたいが。


# by photofujii | 2019-05-06 21:23 | 2019年代 | Comments(0)

<身勝手な時代>2019年 中野区

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今は自分の利益や都合だけで行動する人が多過ぎる時代だ。タガの外れた締まりの無い時代とも云える。

町を歩いてよく目にするのが、食べ放題・飲み放題という看板だ。

この「放題」という言葉、近頃よく耳にするし目にする。勝手放題・言いたい放題・やりたい放題・

取り放題、テレビの有料放送には・見たい放題まである。

政治家や役人にとっては何でもやりやすい天国のような時代だ。

しかし世の中全般をみると、誰もが自由気ままに生きているわけではないし、生きても行けない。

だからこそ、この「放題」という言葉が多用され歓迎されているのだろう。


# by photofujii | 2019-04-30 15:03 | 2019年代 | Comments(0)

<オリンピックが支えるブーム>2019年 新宿区

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190426「オリンピックブーム」2019年 新宿区

新緑にさそわれて神宮外苑を歩いた。イチョウ並木の若葉が心地よく目に染みた。

勿論オリンピックスタジアムも一周、建設工事も最高潮。外人観光客にも人気がある。

しかし、これだけ工事の関係者や職人が東京や大都市に集中すれば、

東北や九州の被災地に建設の職人が必要なだけ集まるわけがない。

オリンピックが終わった時、都会も地方もどういう姿に変わっているのだろう。


# by photofujii | 2019-04-26 21:49 | 2019年代 | Comments(0)

<変貌する都市>2019年 港区

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久し振りに六本木から青山まで歩いて、途中の風景の変わり様に驚いた。

東京は日々刻々と変化する都市だから驚く方がおかしいのだろうが、それにしてもだ。

青山墓地の盆地のような地形から周りを見ると、新しい高層ビル群が墓石と競争するようにそびえている。

私には名状しがたい眺めだった。東京の景色はどこまで変わってゆくのだろう。


# by photofujii | 2019-04-21 20:43 | 2019年代 | Comments(0)

<大衆の力>2019年北区

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寅さん映画の新作が復活するらしい、楽しみだ。どうしてこんなに人気が続くのか。

山田洋次監督の大衆を大事にし、共に歩もうとする人間性がそうさせるのだろう。

前から疑問に思っているのだが、文化勲章をもらうような高名な画家の絵画が、

蒐集家のコレクションになり死蔵され一般には日の目を見ない芸術作品も多い、勿体ない話だ。

大衆という言葉がつくと物事一段下に見られる。

大衆運動・大衆文学・大衆作家・大衆演劇・大衆芸能・大衆酒場・

大衆食堂・大衆魚と切がない。

大衆・民衆には、仕事や生活での経験から来る力強い知恵や技術がある。

教養ある知識人とは違った力、それが大衆力だ。


# by photofujii | 2019-04-15 14:12 | 2019年代 | Comments(0)

<淡々と生きる>2019年 中野区

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190410「淡々と生きる」2019年 中野区

大企業トップによる資金の私的流用が、毎日のように報道されている。

事実ならば、あれほどの金への執着心は驚くばかりで、およそ庶民感覚では理解できない。

今の社会、何かに執着したり目立つ生き方こだわった生き方を求める人が多い。それだけ世の中ギスギスしてくる。

枯淡とまでは言わないが、もう少しさっぱり爽やかに毎日を送る努力をしてもよいのではないか。

誰もが主役の舞台に上がるわけにはいかないのだから。


# by photofujii | 2019-04-10 20:04 | 2019年代 | Comments(0)

<異文化共存>2019年 中野区

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古い門前町の参道を歩いていると、寺院の建物と共に派手なケバブの店があり、陽気な外国人が働いていた。

この頃どこへ行ってもお目に掛かる風景だ。

活力あふれる外国人が古い町の雰囲気を変え、異文化が交じり合って新しい生活や文化が生まれる。

楽しい想像がふくらむ。


# by photofujii | 2019-04-05 14:43 | 2019年代 | Comments(0)

<欲望の時代>1991年 新宿区

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新しい元号に変わる。世紀末のような雰囲気でもある。

世間の噂では、昭和は懐かしい良き時代、平成は戦争のなかった平和な時代となっているが果たしてそうか。

平成に入って社会の分断が強まり、持てる者・持てない者、教育を受けられる者・受けられない者等々、

金絡みでしか解決できない望みごとが多くなった。

ギスギスしてタガの外れた社会でもある。

これは何も平成に入って急にそうなった訳ではない。

昭和の時代に溜まったバブルの下地が、平成に入って伏流水のように一気に噴き出したものだ。

元号が変わる新しい時代に、このスパイラルの渦から我々は抜け出せるか。


# by photofujii | 2019-03-30 22:28 | 1990年代 | Comments(0)

<村社会>1990年頃 新宿区

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我が家の近くに高校がある。この季節になると合格発表があり、悲喜こもごもの姿を見る。

卒業する若者は、夢と希望いっぱいで社会に飛び立つ。だが迎え入れる社会は、大半が肩書きと学歴の村社会。

職種や収入・地位の評価が、やがて生き甲斐になってゆく。

後で考えてみれば笑えるような事でも、その時は深刻で重大な事に思えたりする。

腕一本で生き抜く実力社会が理想だが、さて日本の現状はいかが。


# by photofujii | 2019-03-25 19:47 | 1990年代 | Comments(0)

<24時間営業>1985年 台東区

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生活や働き方改革の一環として、コンビニや飲食店の24時間営業・深夜営業の賛否が問われている。

年代によって意見も大きく違う。年寄りはせいぜい真夜中は徘徊するだけだから、店の営業なんか関係ない。

私の若い頃、深夜・明け方営業は飲み屋と立ち食いそば。さんざん飲んだ後の立ち食いそばはたまらなく旨かった。

それから始発に乗って家路、懐かしく思い出す。

ま、自分のくだらない思い出話しに浸る前に、深夜労働の現実と苛酷な情況を想像する方が先だ。


# by photofujii | 2019-03-20 17:02 | 1970年代~80年代 | Comments(0)

<うまい話し>2019年 豊島区

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スマホを使って簡単に稼げるという、うまい話しに引っ掛かるトラブルをよく聞く。

私の若い頃、楽して儲かる仕事なんかない、真っ当に汗して働けと云われたものだ。

今は副業が当たり前の時代でもあるし、金儲けの話しには事欠かない。

政治も官僚も平気で嘘をついて平然としている。詐欺師が主役の社会になってきた。


# by photofujii | 2019-03-15 17:55 | 2019年代 | Comments(0)

<医療費の申告>

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190311「医療費の申告」2019年 中野区

仕事をしていた頃は、毎年早目の混雑しない時期に税金の申告をしていた。

その必要もなくなったので、今年はギリギリで申告に行って驚いた。

税務署の外で100人以上の行列、その8割が老人で申告を済ますまで1時間も立って待った。

周りの話を聞いていると、殆どが医療費の還付金の話題。

なかには両手で2本の杖を突いてようやく来たり、若い人に抱えられて並ぶ老人もいた。

改めて、今の老人環境や生活の縮図を見たように思えた。


# by photofujii | 2019-03-11 15:59 | 2019年代 | Comments(0)

<団地族>2019年 亀戸

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亀戸を歩いていると、古い都営アパートの団地があった。よく手入れされレトロな独特の雰囲気が懐かしかった。

同じような外観の都営アパートは、私の知る限りでも青山と恵比寿にあったように記憶している。

戦後の復興期、新しい時代を象徴するように、郊外や私鉄沿線に集団住宅いわゆる「団地」が続々と建設された。

そこに住む主に新婚の若い感覚の家族を「団地族」と呼んだ。

今と比べれば部屋も狭く、大きな家具も置けなかったので「団地サイズ」という言葉まで生まれた。

豪華な高層マンションブームの今、

嘗ての団地族と今の高層マンション族との生活満足度に、どれほどの違いがあるのかなと思った。


# by photofujii | 2019-03-04 16:12 | 2019年代 | Comments(0)

<神頼み>2019年 亀戸

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久し振りに、亀戸天神へ梅見に行って来た。この季節は受験生の参拝も多く、微笑ましい家族の姿も見られた。

いかにも初々しい詰め襟姿の中学生と両親・祖父母、家族総出の神頼みで合格祈願の絵馬も多かった。

科学や技術の時代であっても、家族の願い事はやはり神頼みが似合う。

いくら時代が進んでも、この風景はこれからも変わらないだろう。和やかな楽しい情景だった


# by photofujii | 2019-02-27 15:26 | 2019年代 | Comments(0)

マスクと匿名

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インフルエンザが流行っているせいか、どこに行ってもマスク姿が多い。流行り病があるとどこもマスクで溢れる。

此の頃は普段の生活でもマスク姿が多くなったように思う。

しかもマスクそのものが大きくなって顔を覆い、知り合いに挨拶されてもわからない。

後で失礼しましたとあやまることもある。

近頃はネット社会の特徴か匿名性・無名性を好む人も多く、社会の雰囲気にもなっている。

というわけでマスクに住所・氏名をはっきりと書いて着用するなんてルールを作ったらどうだろう。

世の中が、少し明るく楽しくなるように思えるのだが。


# by photofujii | 2019-02-21 21:03 | 2012年 | Comments(0)

<孤独の味>2019年 北区

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今の社会、老人も若者もひとり暮らしが多い。

老いも若きもそれぞれに忍耐・我慢の生活をしているのだが、特に都会に一人で暮らす老人は深刻だと思う。

毎日の生活が孤立無援、そして孤独だ。老人にとって孤独という心の問題はとても重いものに思える。

商店街や繁華街の雑踏のなかでひとり立ち尽くし、じっと一点を見つめているような視点。

誰もいない静寂に耐えられず我が家から出て来たとしても、人ごみの中でこそ余計に孤独を感じるのではないか。

後ろ姿を見ながらそんなことを思った。


# by photofujii | 2019-02-16 18:35 | 2019年代 | Comments(0)